「傾向」とは?言い換えを徹底解釈

「傾向」とは?言い換え

この記事では、「傾向」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「傾向」という言葉の意味

斜めになったり、傾くことを意味する「傾」と、ある方向や方角などにむかう「向」を組み合わせた「傾向」という言葉は、世の成行きや考え方の現れなどが特定の方向に傾いていることや、傾きがちであることを表しています。

「傾向」という言葉の1つ目の意味は「物事の流れや方向性が偏っていくさま」です。

2つ目は「特定の思想に傾倒していくこと」を意味し、主に左翼的思想に傾く際に使用される言葉です。

「傾向」のポジティブな言い換え

「傾向」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『特色』
「他のものと特に異なっているところ」を表す言葉で、他のものより目立っている点や、他よりも優れている点を指しています。

・『トレンド』
「流行」「動向」「方向」などを意味する英単語の「trend」から派生した言葉で、「時代のすう勢や潮流」などを意味する言葉です。

主にファッション業界やマーケティング、経済動向などを対象に使用されている表現になります。

・『時流(じりゅう)』
「その時代における社会の風潮や、思想の傾向」などを意味する言葉で、その時の物事の状況や流れを説明する際に使われる言葉です。

・『風潮(ふうちょう)』
「風と潮」「風によって起こる潮の流れ」などを意味する言葉で、転じて「時代の推移に伴い、変化していく世の中のありさま」を表す言葉です。

主に好ましくない事態や傾向に対して使用されることが多い言葉です。

「傾向」の類語や言い換え

「傾向」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『動向(どうこう)』
「個人や集団の心理や行動における、動きや傾向」などを指す言葉で、主に社会や組織、機構などの情勢やすう勢などを表す際に使われる言葉です。

・『性質』
「もって生まれた気質」「生まれ持った特徴」などを意味する言葉で、人や生き物以外にも事物に本来備わっているとされる特色を示す言葉です。

・『様式(ようしき)』
「ある範囲の事柄に共通してみられる一定の型や方法」などを表す言葉で、ある時代や流派などにおける独自の表現形式や、習慣や決まりによって定められた手法などを意味する文言です。

・『側面(そくめん)』
「正面に対する横の面」を意味する言葉で、転じて「いろいろな性質や特色を表す一つの事柄」「ある一面」などを意味する言葉です。

まとめ

今回は「傾向」という言葉について紹介しました。

「傾向」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。