「経験を積む」とは?言い換えを徹底解釈

「経験を積む」とは?言い換え

この記事では、「経験を積む」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「経験を積む」という言葉の意味

何かと触れ合うことで学んだり、得たことを自分のものにしていくことを指す「経験を積む」と言う言葉は、自分に蓄積された知識や技能などを自らの一部として使いこなせる状態にするという意味合いがあります。

「経験を積む」という言葉の1つ目の意味は「知識や技術を得るために訓練を重ねる」ことで、ある事柄に対して習熟していくことを指します。

2つ目は「実際に身につけた知識や技術に磨きをかけること」で、実際に何度も繰り返し行うことで本物の技量にしていくことを意味します。

「経験を積む」のポジティブな言い換え

「経験を積む」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『修練(を積む)』
「(ある目的のために)鍛錬する/スキルを磨く」などの意味合いがあり、「修練」に続く言葉は「(を)積む」以外にも「(を)重ねる」「(に)励む」などでも同様の意味合いになります。

・『修行する』
「(学問や芸術、武術などを)身につけるために努力しながら、学び身に付けること」などの意味があり、仏教用語として「悟りをめざして心身浄化を習い修めること」という意味もあります。

・『錬磨(れんま)する』
「(技芸や学問など)を鍛えて磨くこと」「修業を重ねて身につけること」などの意味を持つ言葉で、数々の実戦を積み、武芸の技量などを練り磨きあげることは「百戦錬磨(ひゃくせんれんま)」と表記します。

・『稽古する』
考えるという意味の「稽」と、昔を意味する「古」を組み合わせた言葉で、昔のことを考え調べて今すべきことを知るという意味合いになり、転じて「ある事を習熟するために何度もくり返し行う」ことを意味します。

「経験を積む」の類語や言い換え

「経験を積む」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『鍛錬(たんれん)する』
「技芸や心身を強く鍛えるために、厳しい訓練や修養を積む」という意味を持ち、金属を打ってきたえるという意味の言葉でもあります。

・『精励(せいれい)する』
「(勉学や仕事などに)精を出してつとめ励むこと」を表す言葉で、勉強や仕事などに目いっぱい本気で取り組むことを意味する大変前向きな言葉です。

・『研鑽(けんさん)を積む』
「研鑽」は主に学問の研究などにしっかり励んだり知識を深めたりするという意味を持ち、転じて「学問などを深く究める」「よく勉強し、よく研究する」などの意味合いのある言葉になります。

・『演習を行う』
「慣れるために繰り返し行うこと」を意味する言葉で、「軍事〇〇」「実弾〇〇」「消防〇〇」などの語句を頭に付けて使用する、実戦や非常時を想定して行う訓練を指します。

まとめ

今回は「経験を積む」という言葉について紹介しました。

「経験を積む」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。