この記事では、「問い合わせ」と「クレーム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「問い合わせ」とは?
「問い合わせ」とはわからない点について聞いて確認することです。
特に電話をかけるメールを送るなどの、直接会って話すのではなく間接的な方法でやり取りすることを指して使われます。
内容としてはこういう事がわからないので教えてください、こうしたいのですがどうすればできますかというような質問になります。
「クレーム」とは?
「クレーム」とは責任者に対して不平や不満を訴えることです。
元々は苦情を言うことによって返金などの請求をすることから、客側から何かを求めるという意味の英語であるclaimをカタカナ語にしたものですが、現在では苦情そのものが「クレーム」として扱われます。
何らかの問題について製造元や店に文句を言う言葉ですが、問題を解決するための行為ではなく不満をぶつけるための行為です。
「問い合わせ」と「クレーム」の違い
「問い合わせ」と「クレーム」の違いを、分かりやすく解説します。
わからないことや不明な点を聞いて解消するのが「問い合わせ」で、不満な点について文句を言うのが「クレーム」です。
「問い合わせ」は問題を解決するためにするものですが、「クレーム」は問題が起きたことで感じた不満をぶつける行為になります。
「問い合わせ」の例文
・『説明書の入っていなかった器具についてメーカーに問い合わせる』
・『製造元に問い合わせたところ起動に時間が掛かるのは仕様だそうだ』
「クレーム」の例文
・『買ったばかりの機会が動かないのでクレームを入れる』
・『言いがかりに近いクレームが社会問題になっている』
まとめ
「問い合わせ」は消費者が問題を解決するための助けを求める連絡で、「クレーム」は消費者が不満や怒りを伝えるための連絡です。
「クレーム」も正当な理由で冷静にするのなら企業としても問題はありませんが、ストレス解消目的で行われる言いがかりや脅迫のようなものは企業にとっての問題になっています。