この記事では、「ムニエル」と「ソテー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ムニエル」とは?
魚の切り身に満遍なく小麦粉をまぶし、フライパンにバターをしいて両面を焼いたものを“meuniere”「ムニエル」といいます。
鮭であれば塩を切り身の裏表に振りかけてから10分程度焼き、余分な油を拭き取るのです。
それから切り身に小麦粉をしっかりまぶしてから、バターを溶かしたフライパンでじっくり両面を焼いていきます。
また、溶けたバターをスプーンでかけながら焼けばむらなくきれいに焼き色が付くのです。
こんがり焼き色が付いたら皿にのせて完成になります。
「ソテー」とは?
油を敷いたフライパンで食材を焼く調理方法を“saute”「ソテー」といいます。
魚だけではなく、野菜や肉の旨みを引き出すように火を通す料理であり、フランス料理で採用されている調理方法です。
フライパンで焼く料理で、高い熱を加えて短時間に焼いて作ります。
元々は熱いフライパンの中で食材が飛ぶように跳ねる様子からきているフランス語が元になっています。
単品だけではなく、色々な食材を1つのフライパンで炒める調理方法を指すのです。
人気がある「ソテー」には、ベーコンやハム、じゃが芋をバターやオイルで焼く料理になります。
「ムニエル」と「ソテー」の違い
ここでは「ムニエル」と「ソテー」の違いを、分かりやすく解説します。
鱒や鮭の切り身に小麦粉をまぶし、バターで焼き色が付くまでフライパンで焼く方法を「ムニエル」といいます。
小麦粉は厚く付けるのではなく、うっすら切り身にまぶすのが焦げないようにする点です。
下味には胡椒と塩を振りかけておくと味がうまく引き立ち、鮭の味が引き立ちます。
もう一方の「ソテー」は高温でいっきに焼くステーキや、野菜と肉を先に焼いてから水を入れて煮るスープを指すのです。
「ソテー」すると野菜や肉の旨みがぎゅっと詰まり、牛肉、豚肉の肉汁が濃縮されます。
まとめ
海外でよく取り入れられている調理方法を指しますが、魚の切り身を焼くか、肉や魚、野菜を炒める違いがあると覚えておくといいでしょう。