この記事では、「見せかけ」と「フェイク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見せかけ」とは?
見せかけとは、内実がともなわず外見だけの様子を表す言葉です。
「見せかける」の連用形で、「見せかける」には実際はそうではないのにうわべだけそれらしく見えるようするといった意味があります。
それらしく見せかけることを見せかけと呼んでいます。
「フェイク」とは?
フェイクとは、偽物や模造品のことをいいます。
英語のfakeをそのまま日本語読みした言葉で、物や行為などが本物ではないことを表しています。
フェイクファーやフェイクニュースといった言葉もあります。
フェイクファーは、本物の毛皮を模して合成繊維で作られたファーです。
近年は動物愛護の観点から偽物というネガティブな意味ではなく、ポジティブなものとして受け入れられるようになりました。
フェイクニュースは本当ではない記事やニュースのことで、インターネット上で拡散されることが多く社会問題となっています。
また、フェイクはスポーツで意図しているプレーを見破られないようにするトリックプレーを指すこともあります。
「見せかけ」と「フェイク」の違い
見せかけ内実がともなわず外見だけの様子を表す言葉で、フェイクは物や行為が本物ではないことを表す言葉をいいます。
フェイクは偽物というニュアンスが強いですが、見せかけはうわべだけ良いといったニュアンスが強いです。
「見せかけ」の例文
・『彼女の優しさは見せかけで、本当は自己中心的な人です』
・『彼の謝罪は見せかけで、本当は反省なんてしていません』
・『強そうに見えるのは見せかけだけで、本当は頼りないです』
「フェイク」の例文
・『災害時にはフェイクニュースが増えるので騙されないように気を付けたいと思います』
・『これはフェイクファーですが、本物の毛皮と見分けがつきません』
まとめ
見せかけは内実がともなわず外見だけのことをいい、フェイクは本物ではないことをいいます。
