この記事では、「老女(ろうじょ)」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「老女」という言葉の意味
「人が年を重ねる」や「年をとる」などの意味をもつ「老」と「女」を組み合わせた言葉で、古来定められていた令制では60〜64歳までの女性を指していました。
また「おいにょうぼう(老女房)」の略語としても使用されることがあります。
「老女」という言葉の1つ目の意味は「年をとった女性」や「老婦人」などです。
2つ目は「武家の仕事に仕えている、侍女の長として認められた女性」を意味し、幕府や藩などで、家政に関する重要な役割を与えられた女性を指しています。
「老女」のポジティブな言い換え
「老女」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『老婦(ろうふ)』
「年をとった女性や婦人」を指す意味合いを持ちますが、老女が自分をへりくだって語る際にも使用されている言葉です。
・『老媼(ろうおう/おうな)』
「年老いた女性」や「老女」などという意味のある言葉で、「媼(おうな)」だけでも年をとった女性や老女などと言う意味合いを持った文字になります。
・『老嫗(ろうう)』
「老婦人」や「年を取った女性」を指す言葉で、「嫗(おみな)」が訛って「おんな」と音変化した言葉です。
・『マダム』
フランス語の「Madame」から派生した言葉で、「既婚女性」や「年長の女性」「地位の高い女性」などを指し、「奥様」「ご婦人」などという意味合いの言葉です。
「老女」の類語や言い換え
「老女」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『老婆(ろうば)』
「年配の女性」「年老いた女性」などという意味で使われていますが、中国語では「妻」を指す言葉なので注意が必要になります。
・『シルバー』
「銀/銀色」という意味の英単語で、転じて「老人」「高齢者の」という意味を持つ言葉になります。
「世代」「ライフ」「パス」などと組み合わせて使われています。
・『姥(うば)』
「年を召した女性」という意味を持つ言葉ですが、老女をかたどった能面を指すこともあります。
・『朽女(くちおんな)』
「老いぼれた女性」「年老いた女性」という意味合いで使われる言葉ですが、「とるにたりない、つまらない女」という、よりネガティブなニュアンスを含む言葉として使用されることもあります。
まとめ
今回は「老女」という言葉について紹介しました。
「老女」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。