「通達」とは?言い換えを徹底解釈

「通達」とは?言い換え

この記事では、「通達」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「通達」という言葉の意味

「道ができる」さまや「つきぬける」様子を表す「通」という文字と、「道がつうじる」様子や「届く」ことを表す「達」という文字を組み合わせた「通達(つうたつ)」という言葉は、主に行政官庁が担当している機関などに正式な文書を持って指示内容などを通知する際に用いられる言葉です。

「通達」という言葉の1つ目の意味は、「告げて知らせること」です。

2つ目は「特定の物事などに深く通じている」さまを表す意味合いで使われています。

「通達」の類語や言い換え

「通達」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『通告(つうこく)』
「文書などで告げ知らせる」さまを表す言葉で、特定の相手に対して決定事項や意向などを公的に知らせる際に使われる言葉になります。

・『指令(しれい)』
主に上級の機関などからより下級の機関に向けて発する指揮や命令を指して使われる言葉で、「さしず」「組織における命令」などを表す言葉です。

・『告示(こくじ)』
「一般的に広く告げて知らせる」さまを表す言葉で、主に国家や地方公共団体などが、特定情報などを一般の人に広く知らせる際に使われる言葉です。

・『献言(けんげん)』
「(主に)主君や目上の人などに意見を申し上げる」様子を表す言葉で、「けんごん」という振り仮名は誤用になります。

「通達」の類義語

「通達」の類義語は以下の通りになります。

・『レター』
「手紙」「書簡」などを表す英単語「letter」から派生した言葉で、用事やメッセージなどを書き記して、人に送る文書を指して使われる文言です。

・『声明(せいめい)』
「意見や主張などを公表する」さまを表す言葉で、決められた事項についての意見や意思などを世間に対して公表する際に用いられる言葉です。

仏教用語では「しょうみょう」という振り仮名で使われている言葉になります。

・『訓令(くんれい)』
「訓示して命令する」さまを表す言葉で、主に上級官庁から下級官庁に対して、権限の行使のために命令を発する際に使われる言葉です。

・『申し渡す』
「上の者が下の者に対して何かを言いつける」さまを表す言葉で、命令や要求に加えて、処分や判決などを言い渡す際に使われる表現になります。

まとめ

今回は「通達」という言葉について紹介しました。

「通達」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。