「お見知りおき」とは?言い換えを徹底解釈

「お見知りおき」とは?言い換え

この記事では、「お見知りおき」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「お見知りおき」という言葉の意味

「見て覚える」「会った人のことを記憶にとどめる」などの意を持つ動詞「見知りおく」の名詞形である「お見知りおき」という言葉は、ビジネスシーンなどで目上の人や取引先などと初めて会った際の自己紹介などで使用される言葉で、相手に知っておいてほしかったり、覚えておいてほしい人などを指して用いられる表現になります。

「お見知りおき」という言葉の1つ目の意味は、「今後も心に留めておいてください」です。

2つ目は「心づもりをしておいてください」などという意味で使われています。

「お見知りおき」の類語や言い換え

「お見知りおき」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『ご承知おき』
「あらかじめ知っておいてください」「承諾してください」などを表す言葉ですが、「承」という言葉は、少々上から目線なニュアンスを含みますので、上司や社外の人間に使う文言としては適しません。

・『お含みおき』
主にメールやビジネス文書などで重宝されている文言で、「(相手の)心にとめておいてほしい」気持ちを伝える尊敬表現になり、理解してほしいことや、知っておいてほしいことを事前に伝える際に用いられる表現になります。

・『ご留意(りゅうい)』
「ある事柄や事象などを心をとどめて、気をつける」さまを表す言葉で、主にビジネスシーンにおいて、「(相手に対して)ある物事に気を配り、気をつけてくださいね」などと言う意味で使われる言葉になります。

・『胸に刻(きざ)む』
大切なことを忘れないようにしっかり覚えておくことを示す言葉で、「心に留めておく」さまや「肝に銘じる」様子などを表す文言です。

「お見知りおき」の類義語

「お見知りおき」の類義語は以下の通りになります。

・『記憶に留(とど)める』
「特定の事柄などを心にとめて忘れない」さまを表す言葉で、大切な事や重要な人などをけっして忘れないように記憶しておくという意味合いで用いられる表現になります。

・『肝に銘じる(きもにめいじる)』
元々は中国で使われていた表現で、「しっかりと胸に刻み付けて覚えておく」さまや「心に強くきざみつける」様子などを意味する言葉で、 大切なことを強く心に留めたり、絶対に忘れないようにする際に使われています。

・『記憶する』
今までに体験したことや覚えたことなどを、忘れずに心にとめておく際に使われる言葉で、「覚えておく」「心に刻んでおく」などを表す文言になります。

・『見覚える』
「以前に見たことを記憶している」さまや「見ながら身につける」様子を表す文言で、少し似た表現の「身に覚えがある」という慣用句は「自分自身で行ったという記憶がある」という意味合いで使われています。

まとめ

今回は「お見知りおき」という言葉について紹介しました。

「お見知りおき」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。