「まちまち」とは?言い換えを徹底解釈

「まちまち」とは?言い換え

この記事では、「まちまち」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「まちまち」という言葉の意味

「まちまち」という言葉は漢字では「区区」と表記します。

この「区」という語の旧字体は「こまごまとした品物」を表す「區」で、この文字はその形から「こまかい品物をかこいの中にしまっておく」ことを表し、転じて「区切る」という意味合いで使われるようになりました。

「まちまち」という言葉の1つ目の意味は、「意見や事柄などが、それぞれ異なっている」です。

2つ目は「それぞれにまとまりのない」さまや「互いにそろっていない」様子などを示す意味合いで使用されています。

「まちまち」の類語や言い換え

「まちまち」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『ちぐはぐ』
「複数の物事がそれぞれ噛み合わず、違和感がある」さまを表す言葉で、本来であれば対になるべきものがそろっていなかったり、くいちがっている際に用いられる文言です。

・『不揃(ふぞろ/ふそろ/ぶそろ)い』
「そろっていない」さまや「数が足りない」様子などを表し、複数の物が一律でなくばらばらな状態を指して使われる言葉になります。

・『ばらつき』
主に「測定値などの大きさが不規則に分布している」さまや「まばらである」様子などを表す言葉で、どの程度ばらばらになっているか、またどのように分散しているのかを示す際に用いられる文言です。

・『ごちゃ混ぜ』
「種類や形態などの異なるもの同士がまじり合っている」さまを表し、様々な物が秩序なく入りまじっている様子を表しています。

「まちまち」の類義語

「まちまち」の類義語は以下の通りになります。

・『玉石混交(ぎょくせきこんこう)』
「すぐれたものとつまらないものが入り混じっている」さまを表し、転じて「よいものと悪いもののたとえ」として用いられている文言です。

・『不均衡(ふきんこう)』
「釣り合いが保たれていない」さまや「複数ある物が揃っていない」様子などを表す言葉で、主に特定の人たちの間において釣り合いがとれていない状態を指して使われる文言になります。

・『食い違い(くいちがい)』
元々は「歯がうまくかみあわない」さまを表す文言でしたが、転じて「考えが一致しない」様子や「物事が上手くかみ合わない」さまなどを示す表現になります。

・『それぞれ』
複数の人や物事などのひとつひとつを指して用いられる文言で、「おのおの」「一人一人」などを表す言葉です。

まとめ

今回は「まちまち」という言葉について紹介しました。

「まちまち」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。