「賄賂」とは?言い換えを徹底解釈

「賄賂」とは?言い換え

この記事では、「賄賂」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。

「賄賂」の意味

「賄賂」「わいろ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分の利益になる様にとりはからってもらおうと、不正な目的で贈る金品のこと」という意味です。

2つ目は「公務員に贈られる不正な報酬のこと」という意味です。

「賄」「金品を贈ってたのみこむ」という意味、「賂」「人づてで贈る金品」という意味、「賄賂」「あることを頼むために人づてに金品を贈ること」になります。

元は「神様への貢物」という意味でしたが、次第に「権力者に対して自分の利益になる様に頼み込んで金品を贈ること」という意味で使われる様になったと言われています。

「賄賂」の言い換え

「賄賂」の日常での言いかけは以下の通りです。

1つ目は「袖の下」で、「不正な目的で人に金品を贈ること」という意味です。

「人目につかない様に、袖の下に含めて金銭を手渡ししたこと」に由来しています。

2つ目は「まいない」「神への捧げ物」「人に贈る金品」という意味、「賄」「賂」どちらの漢字でも表記されます。

3つ目は「裏金(うらがね)」で、「人に知られない様に渡す金銭」という意味です。

4つ目は「鼻薬(はなぐすり)」で、「ちょっとした賄賂」という意味、「鼻薬をきかせる」として使われます。

「賄賂」のビジネスでの言い換え

「賄賂」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。

・『贈収賄(ぞうしゅうわい)』
「賄賂を贈ること、受け取ること」という意味で、法律用語としても使われます。

・『謝礼金(しゃれいきん)』
相手に便宜を図ってもらった時に「お礼として渡すお金」のことで、「賄賂」の遠回しな表現です。

・『手数料(てすうりょう)』
元々「手間をかけたことに対する報酬として支払う金銭」と意味ですが、遠回しに「便宜を図ってもらった手間への報酬」としても使われます。

「賄賂」を使った例文

「賄賂」を使った例文は以下の通りです。

・『政治家が建設会社から多額の賄賂を受け取る』
政治家が建設会社から頼まれて、大きな工事を請け負える様に便宜を図るなどした謝礼として金銭を受け取ったことを表しています。

・『学長が不正入学を頼まれて賄賂を受け取る』
受験生の親からお金をもらって入学できる様に取り計らったことを表しています。

・『彼はお金持ち過ぎて賄賂が通用しない』
元々お金に全く困っていないので、お金を渡して頼みごとをしても無駄な人を表しています。

まとめ

今回は「賄賂」について紹介しました。

「賄賂」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。