「禁止」と「制止」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「禁止」と「制止」の違いとは?言い換え

この記事では、「禁止」「制止」の違いを分かりやすく説明していきます。

「禁止」とは?

「禁止」「きんし」と読みます。

「禁止」は、「ある行為を行わないように命令すること」です。

誰かが何かをしないよう、命令するとき、「禁止」という言葉を使います。

例えば、夜間には外出してはいけないと命令するとき、「外出禁止」というお触れを出します。

また、飲食店などに立ち入りしないよう命令する場合は、「出入り禁止」という文章で表現できます。

「制止」とは?

「制止」「せいし」と読みます。

「制止」は、「他人の言動を押さえ留めること」です。

誰かが何かをしようとしたとき押さえ留めようとするとき、「制止」という言葉を使います。

例えば、群衆が大騒ぎしている時、警察などが押さえ留めようとするとき、「群衆の騒ぎを制止する」などという文章にできます。

「禁止」と「制止」の違い

「禁止」「制止」の違いを、分かりやすく解説します。

「禁止」は、「ある行為を行わないように命令すること」です。

一方で「制止」は、「他人の言動を押さえ留めること」です。

このように、どちらの言葉にも「他人が何かをしないようにする」という共通の意味があります。

しかし「禁止」「命令」なのに対して、「制止」「押さえ留めようとする」という違いがあります。

「禁止」の例文

・ 『天候が荒れると、この道路は通行禁止になる』
・ 『この公園は、ボールを使って遊ぶのが禁止されている』

「制止」の例文

・ 『制止を振り切って、家を飛び出す』
・ 『興奮した人の動きを制止するために、水をかける』

まとめ

「禁止」「制止」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。