「複雑」とは?言い換えを徹底解釈

「複雑」とは?言い換え

この記事では、「複雑」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「複雑」という言葉の意味

「かさねる」「こみいる」などの意を持つ「複」という語と、「まじる」「主要でない」などを意味する「雑」という語を組み合わせた「複雑(ふくざつ)」という言葉は、様々な要素や事情などが絡み合い過ぎていて、簡単に説明や理解をすることができない状態や状況などを表しています。

「複雑」という言葉の1つ目の意味は、「物事が入り組んでいて一面的ではない」です。

2つ目は「物事や事象などの仕組みが絡み合っている」さまや「様々な要素により成り立っている」様子などを示す意味合いで用いられています。

「複雑」の類語や言い換え

「複雑」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『難解(なんかい)』
内容や展開などが高度過ぎて理解しにくい様子を表す言葉で、文字どおり「理解が難しい」さまや「分かりにくい」状態などを表す表現になります。

・『込み入った』
「複雑にからまり合った」さまや「ややこしい」様子などを表す言葉で、容易には理解しがたい話だったり、事情が入り組んでいるような話題などを指して用いられる表現です。

・『ひと筋縄(すじなわ)ではいかない』
普通どおりのやり方では思い通りな結果が得られないさまを表す慣用句で、「普通のやり方ではうまく処理できない」様子や「従来の方法ではその先に進めない」状態などを表す文言になります。

・『やるせない』
「思いを晴らす方法がない」さまや「気持ちに余裕がない」様子などを表す言葉で、憂いや悲しみなどを紛らわせたくても、その思いを晴らすすべがなくせつない心情を表しています。

「複雑」の類義語

「複雑」の類義語は以下の通りになります。

・『芳醇(ほうじゅん)』
「香りが高く味のよい」さまを表す言葉で、主にお酒や料理などの香りが素晴らしく、一言では言い表せない深い味わいを指して用いられる表現です。

・『不揃い(ふぞろい)』
「まちまちである」さまや「そろっていない」様子などを表す言葉で、数や量、種類などが一律ではなくばらばらな状態を意味する言葉になります。

・『まだら』
「様々な色や濃淡などが入り混じっている」さまを表し、転じて「ある現象が現れたり、現われなかったりする」様子や「明らかな部分やそうでない部分がある」状態などを示す言葉です。

・『支離滅裂(しりめつれつ)』
「ばらばらでまとまりがなく、一貫性に欠けている」さまや「筋道が通っておらずめちゃくちゃな」様子などを示す四字熟語で、筋道が立たず乱れている状態を表す文言です。

まとめ

今回は「複雑」という言葉について紹介しました。

「複雑」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。