この記事では、「図書」と「文献」の違いを分かりやすく説明していきます。
「図書」とは?
「図書」は「としょ」と読みます。
「図書」は、「書籍や書物のこと」です。
単行本や文庫本、雑誌など、様々な書物のことを、「図書」と言います。
そんな「図書」を集めて、利用者に貸し出すための施設は「図書館」と呼びます。
また、カードに記載されている金額の範囲内で、本や雑誌を購入できるプリペイドカードのことを、「図書カード」と言います。
「文献」とは?
「文献」は「ぶんけん」と読みます。
「文献」は、「昔の制度や文物を知るよりどころとなる記録や言い伝えのこと」です。
また、「文献」は、「研究上の参考資料となる文書のこと」です。
そもそも「文献」の「けん」は、「賢人」という意味があるため、知的な文書に対して、「文献」と呼ぶ傾向があります。
「図書」と「文献」の違い
「図書」と「文献」の違いを、分かりやすく解説します。
「図書」は、「書籍や書物のこと」です。
一方で「文献」は、「昔の制度や文物を知るよりどころとなる記録や言い伝えのこと」です。
このように「図書」と「文献」は「書物のこと」を意味するという共通点があります。
しかし、「図書」は、あらゆる書物のことを意味する言葉なのに対して、「文献」は、研究の役に立つような「知的な書物」を意味するという違いがあります。
「図書」の例文
・ 『図書館で、図書を閲覧する』
・ 『様々な図書を買って、家に帰る』
「文献」の例文
・ 『文献を読んで、研究を進める』
・ 『新たな文献が見つかり、歴史が変化した』
まとめ
「図書」と「文献」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。