この記事では、「コントロール」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「コントロール」という言葉の意味
「統制(とうせい)」や「支配」などを表す英単語「control」を語源とする「コントロール」という言葉は、日本語としても英語で使われている意味とほぼ同様の「管理」や「制御(せいぎょ)」などという意味合いで用いられており、「ラジコン」や「リモコン」などで使われている「コン」という語は、この「コントロール」を略した文言になります。
「コントロール」という言葉の1つ目の意味は、「ちょうどよい状態に調節したり統制する」です。
2つ目は「野球やサッカーなどにおいて、自分の思った所にボールを投げたり蹴ったりすることができる能力」などを指して用いられています。
「コントロール」の類語や言い換え
「コントロール」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『掌握(しょうあく)』
文字どおり「手の中に握って持つ」状態を表し、転じて「自分の思うままに使いこなせる状態にしておく」さまや「全面的に自分の支配下に置く」様子を表しますが、江戸時代頃には「盗む」ことを意味する俗語として使用されていました。
・『統轄(とうかつ)』
組織や事業などにおいて、多くの人や機関などをひとまとまりに管轄する状態を表し、「上位に位置する者が下位の者や機関などを統一して治める」さまや「誰かが中心となってまとめる」様子などを表しています。
・『牛耳る(ぎゅうじる)』
元々は耳を持つと牛を自在に操ることができる様子から使われ始めた言葉で、「団体や組織などを支配する」さまや「中心人物となり人々を思い通りに動かす」様子などを表す言葉になります。
・『手懐ける(てなずける)』
「動物などを、自分になつくようにする」さまを表す言葉で、転じて「他人の面倒をよくみたりすることで、味方に引き入れる」様子を表す文言になります。
「コントロール」の類義語
「コントロール」の類義語は以下の通りになります。
・『権勢(けんせい)を振るう』
「権力のもとに勢力をのばす」さまや「主導権を握って威勢が良い」様子などを意味する慣用句で、「権力をたてに幅を利かせる」さまや「勢いづいた振る舞いをする」様子などを示す文言です。
・『指揮(しき)』
「集団行動を統率して、まとめる」さまや「人間の集団を指図して動かす」様子などを表し、上に立ってまとめる人が他の者をまとめ上げる状態を指して用いられています。
・『操作(そうさ)』
「機械やシステムなどをあやつって動かす」さまや「自分に都合のいいように手を加える」様子などを表し、基本的には物を動かしながら作業する状態を指して使われる言葉になります。
・『手玉に取る』
「お手玉のように投げ上げてもてあそぶ」状態を表し、転じて「人を思いどおりにあやつる」さまや「いとも簡単に事を運ぶ」様子などを表す言葉になります。
まとめ
今回は「コントロール」という言葉について紹介しました。
「コントロール」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。