「賃上げ」と「昇給」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「賃上げ」と「昇給」の違いとは?二語の違い

「賃上げ」「昇給」はどちらもお給料が上がることを表す言葉ですが、それぞれニュアンスが違います。

この記事では、「賃上げ」「昇給」の違いを分かりやすく説明していきます。

「賃上げ」とは?

「賃上げ」とは賃金を引き上げることを表す言葉であり、主に企業の場で行われます。

「賃上げ」は基本的に会社の上層部が決める項目ですが、これに不満がある場合には「賃上げ」交渉することも可能です。

このような交渉は労働組合を通じて行われることも多く、特に春先に行われるものは春闘と呼ばれています。

「賃上げ率」とは以前の給料と比べてどれだけ上がったかを表す比率です。

「昇給」とは?

「昇給」とは継続年数や業務の実績に応じて給料が上がることを表す言葉であり、基本給が上昇することを示します。

「昇給」となるきっかけには色々なものがありますが、日本では年功序列という制度があることから継続年数で上がる会社が多く存在します。

しかし現代ではこれ以外にも評価や成績の部分を重視する能力主義を採用している会社や企業も増えてきました。

「昇給」の反対語は「減給」であり、主に懲戒処分の時に使われます。

「賃上げ」と「昇給」の違い

「賃上げ」は賃金を引き上げることを表す言葉であり、こちらは労働組合などが賃上げ交渉することで知られています。

「昇給」は継続年数や成績、昇進などに応じて給料が上がることを表す言葉であり、反対語は「減給」となります。

「賃上げ」の例文

・『今回の賃上げに関するお知らせが出ており、おおむね満足の行く回答となっていました』
・『賃上げ交渉が始まったこともあり、労働組合が出している冊子を読んでいます』

「昇給」の例文

・『今年は久しぶりに昇給となったので報われました』
・『昇進したことにより基本給が昇給となったが、それに伴う責任も増えました』

まとめ

「賃上げ」は賃金を引き上げることを表す言葉であり、「昇給」は勤務年数や実績などに応じて基本給が上がることを表します。