この記事では、「感慨深い」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「感慨深い」の意味
「感慨深い」の意味は以下の通りです。
1つ目は「心に沁みる」こと。
ハートに刻んでいくように、ひと言で言い表せない思いを体験することをいいます。
喜怒哀楽など、いずれかの感情がせまって胸がキュンとすることをあらわします。
「教え子が優勝したと聞いて、感慨深い思いになった」のように使います。
色々な思いが入り混じる、深い心情をあらわします。
2つ目は「しみじみする」気持ちをあらわします。
深い思いがあって、強く実感することを表現しています。
心の底から深く湧いてくるような風情、情緒に使います。
「感慨深い思い出のひとつが、京都の紅葉だ」のように用います。
「感慨」にはもともと、強く感じるという意味があるので「感慨深い」で、深く感じ入るというニュアンスがあります。
奥深い気持ちをあらわす、情感豊かな表現です。
「感慨深い」のポジティブな言い換え
「感慨深い」のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『うれし涙が出てくる』
良いニュースを見聞きして「やった」と喜ぶことをあらわしています。
うれし涙は良いことがあった時の涙で、悔し泣きとは異なるポジティブな心情をあらわします。
・『胸が熱くなる』
感極まって泣きそうになる、感動的な気持ちをあらわします。
ほろりと泣いてしまう、目頭が熱くなるシーンで使います。
「卒業生たちを見て、胸が熱くなった」のように引用します。
・『感激する』
大感動をして、喜ぶ気持ちをあらわしています。
サプライズの贈り物をもらって、狂喜乱舞するシーンなどで使います。
「感慨深い」の類語や言い換え
「感慨深い」の類語や言い換えは以下の通りです。
・『しみじみとする』
センチメンタルな気持ちで、深く思うことをあらわします。
美しい夕日を見た時、昔のアルバムを開いた時など「静かな場」で使うことが多いです。
・『切なくなる』
悲しい気持ちが湧いてくるのが「切ない」という表現です。
悲哀に満ちた言葉で、ひと言でいえない心境になった時に使います。
・『哀れみを感じる』
ある物事を見聞きして「かわいそう」と思う気持ちをあらわします。
哀れみには同情というニュアンスもあるので、時と場をえらんで使いたい表現です。
まとめ
今回は「感慨深い」について紹介しました。
「感慨深い」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。