「噂」と「風評」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「噂」と「風評」の違いとは?言い換え

この記事では、「噂」「風評」の違いを分かりやすく説明していきます。

「噂」とは?

今いる場所にいない人や物について話すことを意味する言葉です。

「噂」という言葉は、悪い話題も良い話題もあると考えられます。

基本的に、「噂」は、真偽不明であり、100%真実でもなければ、100%嘘であるという類の話ではないと言えるでしょう。

「風評」とは?

世間で取り上げられる話を評価するという意味をもつ言葉です。

「風評」は、物事の善悪や価値などを議論して定めることを表現する際に使用します。

しかし、あまり良い評価の際には使用されないので、ネガティブなニュアンスで話す際に使用すると良いでしょう。

「噂」と「風評」の違い

「噂」「風評」の違いを、分かりやすく解説します。

「噂」「風評」は、共に、真偽が明らかではない話題について話すという共通点をもつ言葉ですが、その違いは話をする目的で判断することが可能だと言えます。

「噂」は、そこにいない人や物のことに対して、ああだこうだ話すことを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「風評」は、世間で取りざたされる話を評価することを表現する際に使用する言葉です。

つまり、話の元になった事物を評価するのが「風評」で、ただあれこれ話すだけなのが「噂」だと言えるでしょう。

「噂」の例文

・『彼に関する悪い噂を聞いたが、私は噂ではなく、彼の言葉を信じることにした』
・『今回の件に関して、さまざまな噂が流れているが、憶測で語ることは良くないと思う』

「風評」の例文

・『彼の嘘の口コミは、風評被害も甚だしい』
・『彼女に関する風評は悪いものだらけだが、私は全てが真実だとは思わない』

まとめ

「噂」「風評」は、ともに真偽不明な話を指しますが、そのニュアンスや使用される場面に違いがあります。

「噂」は、その場にいない人や物の話を実施することを意味します。

善悪どちらの話でも使用されます。

その一方で、「風評」は、世間で言い広められている評価を表すことを意味します。

主に悪い評価の話に使用されると言えるでしょう。