この記事では、「雑談」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「雑談」という言葉の意味
「まじりけがある」さまや「多くのものが集まっている」様子などを表す「雑」という語と、「話す」や「論ずる」などを表す「談」という語を組み合わせた「雑談(ざつだん)」という言葉は、とりとめのないよもやま話や、様々な無駄話などを指して用いられる言葉で、特にテーマを決めずに気楽な気分で会話する状態を示す表現になります。
「雑談」という言葉の1つ目の意味は、「あまり中身のない話をする」です。
2つ目は「数人でとりとめもない会話をする」さまや「種々の悪口を言う」様子などを示す意味合いで使われています。
「雑談」の類語や言い換え
「雑談」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『無駄話(むだばなし)』
「役に立たないおしゃべり」や「特に意味のない会話」などを表し、文字どおり話しても役に立たない価値のない話を指して用いられる文言です。
・『よもやま話』
「とりとめのない雑多な話」や「これといって決まった話題のない世間話」などを表す言葉で、元々は「四方八方(よもやも/しほうはっぽう)=あちらこちら」という意味合いで使われ始めた文言になります。
・『駄弁る(ダベる)』
「無駄話をする」さまや「とりとめもないおしゃべりをする」様子などを表す言葉で、特に目的や意味などがない会話をダラダラと続ける意味合いで使われる表現です。
・『おしゃべり』
「とても口数が多い」さまや「口が軽い人」などを表す言葉ですが、使われる対象に若干の侮蔑(ぶべつ)を示す表現になりますので、使い方には注意が必要です。
「雑談」の類義語
「雑談」の類義語は以下の通りになります。
・『世間話(せけんばなし)』
「生活におけるあたりさわりのない一般的な話」や「世の中に関するたわいない話」などを表し、多くの人が興味を持って取り上げる一般的な話を指して使われる文言です。
・『とりとめのない話』
「話の結論やまとまり」などを表す「取り留め」が「無い」「話」を表し、会話にまとまりがなかったり、ポイントがつかみにくい話などを指して用いられています。
・『挿話(そうわ)』
「話の途中で差し込まれる本筋とは直接関係のない短い話」や「ちょっとしたおもしろい話」などを表し、物語の途中などで盛り込むある人やある物事に関する付加情報や逸話(いつわ)などを指して使われる文言です。
・『歓談(かんだん)』
「うちとけた楽しい話し合い」や「親しく語り合う」様子などを示す言葉で、お互いが打ち解けて愉快に話しをする状態などを指して用いられる表現になります。
まとめ
今回は「雑談」という言葉について紹介しました。
「雑談」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。