「決議」と「可決」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「決議」と「可決」の違いとは?二語の違い

「決議」「可決」は会議で内容が決まった時に使う言葉です。

この記事では、「決議」「可決」の違いを分かりやすく説明していきます。

「決議」とは?

「決議」とは会議などで物事を取り決めることを表す言葉であり、仕事の場合から国会の議会で使われます。

「決議」は複数人が相談して決まったことを表す意味があり、こちらは色々な場面で使うことが可能です。

一般的な会議における「決議」には法的な根拠は存在せず、組織や機関の意思表示や意見表明として出されます。

「決議」の類義語には「議決」がありますが、こちらは議案に対して意思決定することを表す言葉です。

「可決」とは?

「可決」とは提出された議案について承認を決定することを表す言葉です。

「可決」は一般的な会議以外にも国会で行われるものであり、承認しないことや認めないことは「否決」と表します。

「可決」を決める方法は基本的に投票を使うことが多く、可決に必要な人数や「可決」までのプロセスは機関や条件によって違うのが特徴です。

「可決」の類義語には「評決」がありますが、こちらは裁判の評議によって決めることを表す言葉です。

「決議」と「可決」の違い

「決議」は会議などで物事を取り決めることを表す言葉であり、機関や組織の意見表明や意思表示となります。

「可決」は議案について承認を決定することを表す言葉です。

「決議」の例文

・『決議案が提出されたこともあり、この法案について様々なマスコミが取り上げています』
・『会議の決議は一部から不満の声が上がったが、社長の熱心なスピーチにより段々と減っていきました』

「可決」の例文

・『その法案が可決されそうになったので野党は盛大な批判を始めました』
・『一度可決となった議案について検討したところ重大なミスがあったので、次の審査会で否決されました』

まとめ

「決議」は物事の取り決めを表す言葉であり、「可決」は議案について承認を決定することを表す言葉です。