この記事では、「エンゲージメント」と「モチベーション」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エンゲージメント」とは?
従業員と組織の心理的なつながりを意味する言葉です。
「エンゲージメント」という言葉は、会社への愛着心や、信頼感、思い入れなどを感じている状態であり、組織と個人が一体となり、双方の成長に貢献し合う関係と言えます。
また、従業員が自発的に組織に貢献しようと業務に打ち込んでいる状態とも考えられます。
「モチベーション」とは?
何かを実施するための動機づけや、やる気を意味する言葉です。
「モチベーション」という言葉は、従業員の心理状態を示唆する指標であり、自分が評価されたい、称賛されたい、スキルアップしたいなどのような考え方だと言えます。
「エンゲージメント」と「モチベーション」の違い
「エンゲージメント」と「モチベーション」の違いを、分かりやすく解説します。
「エンゲージメント」は、働いている人と組織における心理的なつながりを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「モチベーション」は、何かするための動機づけを表現する際に使用する言葉です。
このように、「エンゲージメント」と「モチベーション」とは、共に、従業員が努力する動機となる要素をもちますが、その背景にある動機付けの性質が異なると言えます。
また、「エンゲージメント」は、組織やチームのための動機付けであり、「モチベーション」は、自分のための動機付けだと言えるでしょう。
「エンゲージメント」の例文
・『社員のエンゲージメントの高い職場は、素晴らしい環境だと言えるでしょう』
・『エンゲージメントを高めるために、社内でワークショップを実施することにしました』
「モチベーション」の例文
・『彼はモチベーションに左右されるので、成果にばらつきがある』
・『勉強のモチベーションが上がらないので、カフェで休憩することにした』
まとめ
「エンゲージメント」と「モチベーション」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用されるケースやニュアンスの違いがあります。
「エンゲージメント」は、会社や目標に対する自発的な貢献意欲を表現する言葉です。
その一方で、「モチベーション」は、何か物事を実施する時のやる気や目的意識を表現する言葉だと言えるでしょう。