この記事では、「インセンティブ」と「賞与」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インセンティブ」とは?
「インセンティブ」の本来の意味は、行動を促すためになる動機のことです。
ビジネスシーンで良く用いられているのが「インセンティブ制度」と呼ばれるもので、これは、社員の行動を促すための報酬制度のことになっています。
「インセンティブ制度」があることで、営業成績に応じた報酬を毎月の給与とは別に受け取ることができます。
「インセンティブ」を導入すれば、モチベーションがアップし、売上向上にもつながりやすくなると言えます。
ただし「インセンティブ」は、金銭に限りません。
評価制度のインセンティブや自己実現のためのインセンティブなど様々なものがあり、それらはすべて行動を促すために役立つものとされています。
「賞与」とは?
「賞与」は、毎月の給料とは別に、会社の業績に合わせて企業が社員に還元する報酬です。
「賞与」の基準は各企業で異なるため、年に何回支給されるのかや、どのくらいの金額が支給されるのかなどが異なっています。
「賞与」は「ボーナス」と呼ばれることもあります。
「インセンティブ」と「賞与」の違い
「インセンティブ」と「賞与」の違いを、分かりやすく解説します。
「インセンティブ」は、社員の行動を促すために与えられている制度で、報奨金という形で与えるだけでなく、行動を促す様々な形で提供されているものです。
「報奨金」で与える場合は、個人のがんばりに対して与えられるため、個人差が出やすいです。
「賞与」は、会社の業績に合わせて支給されていることがほとんどで、会社の利益の一部が社員に還元されて支給されます。
「インセンティブ」の例文
・『役員と経営者はインセンティブがストックオプション制度だ』
・『社員の行動を促すためにインセンティブ制度が導入された』
「賞与」の例文
・『今年の賞与は昨年度より10%多かった』
・『年2回の賞与とは別に決算賞与がある』
まとめ
「インセンティブ」と「賞与」の違いをお伝えしました。
「インセンティブ」と「賞与」は、異なる意味なので違いを理解して使い分けしてください。