この記事では、「自己中心的」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「自己中心的」の意味
「自己中心的」は「じこちゅしんてき」と読みます。
意味は「全てのものごとにおいて自分を最優先して、周囲の迷惑を考えずに行動する様子」です。
「自己+中心+的」で成り立っている語で、「自己」は「自分自身」という意味、「中心」は「ものの真ん中」「ものごとの軸となる部分」という意味、「的」は「そのような性質をもったもの」という意味、「自己中心的」で「常にものごとの軸となるのは自分であるという考え方をする性質」になります。
良い意味で使われる言葉ではないので、人に対して使う時には注意が必要です。
「自己中心的」の言い換え
「自己中心的」には以下の言い換えがあります。
1つ目は「自己チュー」で、「自己中心的」の派生であり若者言葉として使われています。
2つ目は「わがまま」で、「人の都合を考えずに自分の好き勝手に振る舞うこと」という意味です。
3つ目は「ワンマン」で「他の人の意見や批判に耳を貸さず、自分の思い通りに支配する」という意味です。
4つ目は「マイペース」で、「あくまで自分のやり方や進み具合を変えない様子」という意味です。
「自己中心的」のビジネスでの言い換え
「自己中心的」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『妥協(だきょう)せず』
「妥協」は「対立した事柄についてお互いが譲り合って一致点を見いだし、おだやかに解決すること」転じて「ある程度条件を緩めて目標を達成できる様にすること」という意味、「せず」は打消しの助動詞で、「最初からやり方や考えを変えない様子」を表します。
・『手前勝手(てまえがって)』
「自分の都合のよいようにばかり考えたり行動したりすること」という意味で、「手前勝手ながら」などとして相手にお願いする時などに使われます。
・『押しが強い』
「自分の意思どおりに強引に事を運ぼうとすること」という意味です。
「自己中心的」を使った例文
「自己中心的」を使った例文は以下の通りです。
・『彼女は職場で自己中心的な態度が目立つ』
職場でチームワークを乱す様なことをする人に対して使われます。
・『自己中心的な部下を持つと苦労する』
部下が上司の言うことを聞かずに勝手に行動するので困っていることを表しています。
・『旅行で自己中心的なふるまいをする』
旅行先で集団行動が取れずに周囲から批判を浴びることを表しています。
まとめ
今回は「自己中心的」について紹介しました。
「自己中心的」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。