この記事では、「死亡」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「死亡」という言葉の意味
左側にある「白骨死体」と、右側にある「ひざまずく人」の象形から成り立つ「命が絶える」という意味を持つ「死」という語と、「人の死体に何か物を添えた」象形から成り立つ「亡くなる」や「滅びる」などの意を持つ「亡」という語を組み合わせた「死亡」という言葉は、生命がその活動を永遠に停止することを表す意味合いで用いられている文言です。
「死亡」という言葉の1つ目の意味は、「人が死ぬこと」です。
2つ目は「生き物の命が絶える」さまを表す意味合いで使用されています。
「死亡」の類語や言い換え
「死亡」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『死去(しきょ)』
「人が死んでこの世を去る」さまや「生物の生命活動が終了する」様子などを表し、主に家族や身内などが亡くなったときに使われる表現になります。
・『死没(しぼつ)』
主に災害や戦争などにおいて不特定多数の死者に対し、哀悼の意をこめて用いられる言葉で、「死ぬこと」や「死亡」などを示す文言です。
・『逝去(せいきょ)』
「死」の尊敬語として用いられている言葉で、家族や身内以外の他人が亡くなった際に、故人に敬意を込めた表現として使用されています。
・『天寿(てんじゅ)を全うする』
「天=神様」から授かった寿命をすべて使うという意味合いの慣用句で、「長生きの末に亡くなる」さまや「病気に罹ったり外傷を負ったりせずに自然死する」様子などを表し、「十分に長生きして天国へ召される」という意味合いで用いられています。
「死亡」の類義語
「死亡」の類義語は以下の通りになります。
・『除籍(じょせき)』
戸籍に記載されていた人が、死亡や婚姻、離婚、転籍などの事由によりその戸籍から除かれる際に用いられる言葉で、「学籍や戸籍、名簿などから名前を除くこと」を表しています。
・『他界(たかい)する』
元々は仏教用語で利用されていた表現で、「自分が属さない別の世界に行く」さまを表し、転じて「死後の世界へ旅立つ」様子などを表す文言です。
・『永眠(えいみん)』
文字どおり「永遠の眠りにつく」さまや「亡くなる」様子などを表す文言で、元々はキリスト教における正教会で人の死を指す正式な用語として用いられていた文言です。
・『往生(おうじょう)』
仏教用語で「現世を去って仏の浄土に生まれる」さまや「極楽浄土にいって生まれ変わる」様子などを示す言葉で、「死亡する」や「亡くなる」などの意味合いで用いられる文言です。
まとめ
今回は「死亡」という言葉について紹介しました。
「死亡」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。