この記事では、「面倒を見る」と「ケアする」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「面倒を見る」とは?
世話する行為が「面倒を見る」【めんどうをみる】といいます。
介護するというよりも子供に食事を与えたり、服を着替えさせる行為を指すのです。
子供だけではなく、寮に入居している大学生にご飯を作って提供したり、部屋を与えて掃除してあげるといった行動も面倒のうちになります。
また、人から預かった犬猫に餌をくれたり、散歩して世話するのも「面倒を見る」行為になるのです。
「ケアする」とは?
病気であったり、怪我して1人では思うように動けないので困っている人を助ける行為を「ケアする」といいます。
日常生活が思うようにできない人に手を貸しては身の回りを世話してあげるのです。
例えば、片付けから掃除、料理を作ってあげる、病院に付き添う、話し相手になる行為を指します。
元々は英語の“care”からきている言葉ですが、日本人の間では言いやすいように「ケアー」を「ケア」と言うようになりました。
「面倒を見る」と「ケアする」の違い
ここでは「面倒を見る」と「ケアする」の違いを、分かりやすく解説します。
病気や事故でなくとも、人から預かった子供や学生、ペットの食事を作ってあげたり、部屋の片付けするとき「面倒を見る」といいます。
もう一方の「ケアする」は、病気の人に寄り添って食事を食べさせたり、おむつを換えるといった行動を指すのです。
「お年寄りをケアする」ともいい、高齢者の体を拭いたり、話し相手になるといった行為はまさにケアの基本となる行為です。
「面倒を見る」の例文
・『友人が入院したので猫を預かり、面倒を見る』
・『兄の子供が専門学校に通う間預かり、面倒を見る』
「ケアする」の例文
・『乳幼児をお風呂に入れたり、衣類を着させてケアする』
・『車椅子のご高齢に寄り添い、体と心のケアする』
まとめ
手を貸す点は同じですが、誰にどう寄り添うかに違いがあります。
自分なりに比較してみて、うまく場面に合わせて使い分けてみるといいでしょう。
