この記事では、「無理」と「難しい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「無理」とは?
力不足のため作業ができないと感じた気持ちを伝える言葉を「無理」【むり】といいます。
やれるだけの可能性がなく、もう自分には作業できるほどの力がないと思うとき使うのです。
使い方としては、「家が傾いたので住むのは無理」と、もうそこに住めないと伝えます。
また、水が出ないので調理はだめ、ガスがこないので調理はできない状況で使うのです。
「難しい」とは?
完璧に「無理」とはいかないまでも、組み立てられる可能性はほとんどないに等しいと言える状況で使われているのが「難しい」【むずかしい】です。
自分にとって解けそうにないと感じる問題が出たとき「この課題は難しい」と伝えます。
また、「今日は雪なので買い物は難しい」と、いかに物を買うのが簡単ではないと伝えるのです。
このように、少しの可能性はあるものの、複雑なため良い結果を出せないとき使います。
「無理」と「難しい」の違い
ここでは「無理」と「難しい」の違いを、分かりやすく解説します。
電気がこないので、まったく作業ができない状況であったり、水が出ないため洗濯も不可能とまったく可能にはならない状況であるとき使うのが「無理」です。
「もうこれ以上の作業は無理だ」といえば、体力の限界に達したため仕事が出来ないと伝えられます。
もう一方の「難しい」は少しの可能性はあるが、絶対に出来るとは言えない状況で使う断りの言葉です。
「無理」の例文
・『うちの機械では、依頼された仕事するのは無理と伝えた』
・『無理なお願い事でも真摯に対応するのが自分の役目だ』
「難しい」の例文
・『弟はあえて難しい小説を読み、読解力を高めた』
・『お得意様の料亭から細工が難しい箪笥の依頼を受けた』
まとめ
自分には出来ないと断定するか、受け入れにくいといえる状況であるとき使うかに違いがあります。
どういった状況であったとき使うか学んでみましょう。