この記事では、「どうしても」と「如何しても」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どうしても」とは?
どのようにしても、何としても、という意味の副詞です。
強い決意や願望を表すときや、どう努力しても変わらないときに使用します。
「如何しても」とは?
どうなっても、どうあっても、という意味の副詞です。
どんな状況でも変わらないときや、どんな方法でも試してみるときに使用します。
「どうしても」と「如何しても」の違い
「どうしても」と「如何しても」の違いを、分かりやすく解説します。
「どうしても」と「如何しても」は、どちらも副詞で、強い意志や決意を表す言葉です。
しかし、使い方やニュアンスには違いがあります。
「どうしても」は、どんなに努力しても、どんなに方法を変えてもという意味や、どうにかして、ぜひともという意味で使われます。
その一方で、「如何しても」は、どうやっても、どのようにしてもという意味で使われます。
つまり、「どうしても」と「如何しても」の違いとして、「どうしても」が結果や目的に重点を置き、「如何しても」が手段や方法に重点を置くということが挙げられます。
また、「どうしても」は、感情的なニュアンスが強く、「如何しても」は、理性的なニュアンスが強いということも言えます。
「どうしても」の例文
・『付き合ったものの、どうしても彼のことを好きにはなれなかった』
・『どうしてもわからない問題は、先生に聞いたほうが良い』
「如何しても」の例文
・『如何しても、私は彼女の言葉を信じたいと思った』
・『如何しても許せない行為だと非難されてしまった』
まとめ
「どうしても」と「如何しても」はともに副詞で、どんなに努力しても、どのような方法でもという意味を表します。
しかし、「どうしても」は口語的で、「如何しても」は文語的な表現です。
そのため、日常会話では「どうしても」を使うことが多く、文章や演説では「如何しても」を使うことがあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。