この記事では、「ご教示」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「ご教示」という言葉の意味
「教える」や「みちびく」などの意を持つ「教」という語と、「しめす」や「知らせる」などを表す「示」という語を組み合わせた「教示(きょうじ)」という言葉は、知識や方法、手順などを文字どおり「教えて示す」という意味合いで用いられており、「ご教示」という言葉は、この「教示」の頭に丁寧な意味合いの接頭辞「ご」を付けた文言になります。
「ご教示」という言葉の1つ目の意味は、「相手から知らない情報や知識などを教えてもらう」です。
2つ目は「手段や手順などを示してもらう」などという意味合いで使われています。
「ご教示」の類語や言い換え
「ご教示」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『ご指導』
特定の目的を達成するために教えてもらうことを意味する「指導」の頭に丁寧な意味合いの「ご」を付けて、「自分を教え導いてほしい」さまや「実演や演習などによりやり方や手段などを教えてもらう」様子などを表す文言です。
・『ご指南(しなん)』
元々は「武術や芸事などを教えてもらう」さまを表す言葉で、転じて「様々な物事を教え導く」さまや「相手に指導をしてもらいたい」様子などを示す表現になります。
・『ご鞭撻(べんたつ)』
元々は懲らしめる意味合いで使われていた言葉で、「鞭(むち)を打って人を強く励ます」さまを表し、転じて「成功するように励ます」などという意味合いで用いられる表現です。
・『薫陶(くんとう)』
香をたき、その薫りと共に土をこねて形を整えながら陶器を作り上げるという意が転じて、「徳の力を使って教育する」さまや「人を感化して良い方向に導く」様子などを表す文言として使われています。
「ご教示」の類義語
「ご教示」の類義語は以下の通りになります。
・『手ほどき』
知識や技能などが身につくように丁寧に教えるさまを表す言葉で、「学問や技能などの初歩を教える」様子を表し、あまり使われることはありませんが、漢字では「手解き」と表記します。
・『師事(しじ)』
「ある人を師として仕える」さまや「特定の先生から教えを受ける」様子などを表し、知識や技能を持つ人を師匠(ししょう)として尊敬し、直接教えを受ける際に用いられる表現です。
・『お力添え(おちからぞえ)』
「力を添えて助ける」さまを表す「力添え」の頭に丁寧な意味合いの接頭辞「お」を付けた言葉で、「他人の仕事を手助けする」様子などを表す表現になります。
・『忠言(ちゅうげん)』
心から忠告したり、アドバイスを送る際に用いられる言葉で、「心を込めていさめる」さまや「不正や欠点などを改めるように忠告する」様子などを示す表現になります。
まとめ
今回は「ご教示」という言葉について紹介しました。
「ご教示」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
