「ざっくばらん」とは?言い換えを徹底解釈

「ざっくばらん」とは?言い換え

この記事では、「ざっくばらん」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「ざっくばらん」という言葉の意味

擬態語で使われている「ざっくり」「ざっく」という語と、同じく擬態語の「ばらり」「ぱらり」などと言う語を組み合わせた「ざっくばらん」という言葉は、江戸時代から明治時代にかけては、「ざっくばらり」という語が使われており、心をざっくり割って、ぱらりと明かすという意味合いで用いられていた言葉になります。

「ざっくばらん」という言葉の1つ目の意味は、「ありのままの状態を飾らずに言う」です。

2つ目は「心中をさらけ出して気取らない」などという意味合いで使われています。

「ざっくばらん」の類語や言い換え

「ざっくばらん」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『あからさま』
事実や実態などをはっきりと示す際に用いられる言葉で、「包み隠さず、明らかな」さまや「物事が急に起こる」様子などを示す表現です。

・『型にはまらない』
世間の常識や元々決まっている型などに囚(とら)われない状態を指して使われる言葉で、「個性的かつ独創的な」様子や「オリジナリティを追求している」さまなどを表しています。

・『気取(きど)らない』
「自分を飾らない」さまや「嘘やごまかしなどがなく、あるがままな」様子などを意味する言葉で、元々その人や物などが持っているそれ本来の性質や状態などを指して用いられています。

・『大(おお)っぴら』
「人目をはばからない」さまや「遠慮や隠し立てをしない」様子などを表しますが、使われる文脈によってはポジティブな意味になったり、ネガティブな意味になったりする文言になります。

「ざっくばらん」の類義語

「ざっくばらん」の類義語は以下の通りになります。

・『あけっぴろげ』
元々は「戸や窓などをすっかり開けて広げておく」さまを表す言葉として使用されており、転じて「他人に対して開放的な」様子や「心に包み隠しのない」状態などを表す表現です。

・『肩ひじ張らない』
「必要以上に気負わない」さまや「背伸びをせずに普段通りの状態」などを表す言葉で、無理に肩やひじを高くして身構える必要などはないことを示す表現になります。

・『奇(き)をてらわず』
「奇をてらう」「わざと普通と異なっている態度や言動などを取って注目を集める」さまを表しますが、「てらわず」は否定の意味になり、「無難であろうとする」さまや「無理をせず自然体である」様子などを示す表現になります。

・『明け透け(あけすけ)』
自分が思っている事や考えなどを包み隠さずにはっきりと話すさまを表し、「遠慮のないストレートな」様子や「露骨に何でも言ってしまう」態度などを表しています。

まとめ

今回は「ざっくばらん」という言葉について紹介しました。

「ざっくばらん」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。