「ずぼら」とは?言い換えを徹底解釈

「ずぼら」とは?言い換え

この記事では、「ずぼら」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「ずぼら」という言葉の意味

近世の頃から関西方面で使われていた、凸凹(でこぼこ)な部分や突き出している箇所がない「つるつるな」さまや「のっぺりとした」様子などを表す「ずべらぼう」「ずんべらぼう」などを語源とする「ずぼら」という言葉は、服装や態度、マナーなどにまったく気をつかわないだらしない様子を指して用いられています。

また、「ぼら」という語は、「身体が大きい割には気が利かない」さまや「馬鹿者」などを指して使われていた方言です。

「ずぼら」という言葉の1つ目の意味は、「行動や性格などがだらしない」です。

2つ目は「やるべきことをやらない」などという意味合いで使われています。

「ずぼら」の類語や言い換え

「ずぼら」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『ものぐさ』
漢字では「物臭」と表記し、「物事を行うのがおっくうである」さまや「何をするにもめんどくさがる」様子などを表し、大変ななまけ者を主人公にした童話には「ものぐさ太郎」というタイトルの民話があります。

・『のらくら』
「怠けて遊んでいる」さまや「仕事もせずにダラダラしている」様子などを示す言葉で、「怠け者」を指して用いられる表現になります。

・『無精(ぶしょう)』
「身だしなみをまったく気にしない」さまや「めんどくさがって物事を怠ける」様子などを意味する言葉で、文字どおり何に対しても精を出さない人や態度などを指して用いられる表現になります。

・『ぐうたら』
やるべきことがあってもすぐにやらずにいつまでもぐずぐずしている様子を表し、「すぐに怠けようとする」さまや「無気力でのんびりしている」態度などを表す文言になります。

「ずぼら」の類義語

「ずぼら」の類義語は以下の通りになります。

・『だらしない』
「整っていない」さまや「けじめがなくしまりがない」様子などを表す言葉で、行いや言動などが大変いい加減な上に雑で、まったく秩序(ちつじょ)などがない人の態度や性質などを指して用いられる文言です。

・『がさつ』
丁寧なところがなく、細かい気配りができない態度や性格などを表し、「周りにまったく気をつかわない」さまや「言動などに落ち着きがなく雑な」様子などを示す表現になります。

・『杜撰(ずさん)』
元々は詩や文章などにおいて、根拠や証拠などがないことを書くという意味合いで用いられていた言葉で、「いいかげんで、誤りが多い」さまや「計画性がまったくない」様子などを表しています。

・『無節操(むせっそう)』
自分の信念や主義、主張などをころころと変える人や態度などを表し、「態度や考え方に一貫性がない」様子や「言動にまったく節度のない」様子などを表す言葉です。

まとめ

今回は「ずぼら」という言葉について紹介しました。

「ずぼら」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。