「だし」とは?言い換えを徹底解釈

「だし」とは?言い換え

この記事では、「だし」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。

「だし」の意味

「だし」の意味は、「複数の物事・事実を並べて挙げるときに使用する接続助詞」になります。

「あの人は資産家だし経営者としても優秀である」のように二つの文節を並立で接続する働きをします。

また「だし」の接続助詞は、「この山は高山だし簡単には登れません」のように「〜なこともあって・〜だから」の意味合いでも使われることがあります。

「だし」は、「ある物事の判断をする際に、条件の一つを特に強調する」という意味も持っています。

「だし」の言い換えや例文

「だし」の言葉は、以下のような類語の言葉で言い換えることができます。

「だし」の例文も紹介します。

「だし」の類語や言い換え

「だし」と似た意味を持っている類語を紹介していきます。

・『ですし』
「だし」という複数の物事を並べる接続助詞を丁寧に言い換えると、「ですし」になります。

「ですし」も、「だし」と同じようにいろいろな物事を列挙して述べる場合に使うことができます。

・『と思うし』
「だし」という接続助詞の言い回しには、「と思うし」といった意味のニュアンスが込められていることがあります。

「あの人は風変わりだし」の文章は、「あの人は風変わりだと思うし」という文章に言い換えることができるのです。

・『であるし』
「だし」という言葉は、そのまま「であるし」という敬体の言い回しに言い換えても意味は通じます。

「この大きな川は水が綺麗だし」の接続助詞を使った文章は、「この大きな川は水が綺麗であるし」と類語で言い換えても意味は同じなのです。

「だし」を使った例文

「だし」という言葉を使った例文を以下で紹介していきます。

・『私の両親はもう年だし、遠方にまで旅行に出かける元気はありません』
この例文は、「私の両親はもう年なこともあって、遠方まで旅行に出かける元気はないこと」を示しています。

・『彼女は英語やフランス語の語学が堪能だし、海外勤務における実務経験も豊富です』
この例文は、「彼女は英語・フランス語の語学であり、海外勤務の実務経験も豊富である」という二つの内容を並立してつないでいます。

・『東大の入試は難関だし、進学校でも並の成績では合格できません』
この例文は、「東大の入試は難関であるから、進学校でも並の成績では合格できないこと」を意味しています。

まとめ

今回は「だし」の言葉について詳しく紹介しました。

「だし」の意味や類語をしっかりと理解して、日常生活のやり取りや文章作成などで正しく使いこなせるようにしましょう。