この記事では、「すごく」と「異常に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「すごく」とは?
すごくは、「凄く」という風に漢字混じりでも表記される事がある言葉です。
文字での表記を見れば理解出来る様に、「すさまじい」や「すごい」といった意味を所有している、「すご」の文字に平仮名の「く」を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「すごく」は、「すごい」の連用形であると共に、程度が甚だしい様子とか、大変という意味を所有しているのです。
「異常に」とは?
異常には、「いじょうに」と読むのが正しい読み方となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、ことなるや別の、普通とは違うといった意味を有する異の漢字に、つねとかいつも、在り来たりといった意味がある常の漢字を加え、最後に「に」の平仮名を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から「異常に」は、形容詞である「異常だ」の連用形であり、普通とは違っている事にや正常ではない事に、といった意味を示します。
「すごく」と「異常に」の違い
「すごく」と「異常に」の違いを、分かりやすく解説します。
すごくは、すごいの連用形であり、異常には異常だの連用形であるため、どちらも連用形として使用されているという共通点は存在しているのです。
とはいえ2つの言葉の文字表記を見れば分かる様に、使用している文字も読み方も違っており、似ている訳ではありません。
更にすごくは、程度が甚だしい様を意味するのに対し、異常には、普通とは違う様という意味を持つ言葉であり、表現する意味合いのニュアンスにも違いを見る事が可能です。
「すごく」の例文
・『彼は絵を描くのがすごく上手です』
・『私は進学すべきか就職すべきかですごく悩みました』
「異常に」の例文
・『今年の夏は異常に暑いです』
・『彼女は神経質なので1つの事に異常に拘ります』
まとめ
2つの言葉は共に、連用形であるため使われ方には似ている部分は存在しています。
ですがすごくは、とてもや程度が甚だしいという意味であり、異常にの方は、正常ではない事にとか、普通とは違う様子にといった意味を持っているのです。
なので指し示す意味合いのニュアンスには、相違点を見出す事が出来ます。