この記事では、「その通り」と「言えてる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「その通り」とは?
相手の言ったことに対して「正しいです」という意味で使われる言葉です。
相手の意見や判断に賛同するときや、相手の指摘や批判に対して認めるときに使用します。
「その通り」は敬語ではないので、目上の人に対しては「おっしゃる通りです」や「ご認識の通りです」などの言い換えを使うべきだと言われます。
また、「その通り」は日常的によく使われる表現なので、ビジネスシーンではあまり適切ではない場合があります。
「言えてる」とは?
相手の言ったことに対して「そのとおりだ」「よく言った」という意味で使われる言葉です。
相手の言葉に強く共感したり、相手の発言を称賛したりするときに使用します。
「言えてる」は、口語的な表現で、友人や家族など親しい相手に対して使われます。
目上の人やビジネスシーンでは使わないほうが良いでしょう。
「その通り」と「言えてる」の違い
「その通り」と「言えてる」の違いを、分かりやすく解説します。
「その通り」と「言えてる」は、どちらも相手の言ったことに同意するときに使用する表現ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「その通り」は、相手の言ったことが正しいことや、自分の考えと一致することを表す言葉です。
敬語では「おっしゃる通りです」と表現します。
その一方で、「言えてる」は、相手の言ったことが的を射た表現であることや、共感できることを表す言葉です。
カジュアルな言い方で、友人や家族など親しい相手に使います。
敬語では「おっしゃるとおりです」と表現します。
「その通り」の例文
・『その通りです。全てあなたの言う通りだと思います』
・『その通りの展開で終わりましたね』
「言えてる」の例文
・『言えてるね。君の言う通りだと思う』
・『言えてる。もっと期待していたんだけどなあ』
まとめ
「その通り」と「言えてる」は、どちらも相手の言葉に同意するときに使う言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「その通り」は、相手の言っていることが正しいと認めるときに使用する言葉です。
相手の意見や判断に賛成するときや、相手の指摘に対して謝罪するときなどに用いられます。
その一方で、「言えてる」は、相手の言っていることに共感するときに使用する言葉です。
相手の感情や考え方に寄り添うときや、相手の発言が面白いと思うときなどに用いられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。