「だから」と「よって」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「だから」と「よって」の違いとは?言い換え

この記事では、「だから」「よって」の違いを分かりやすく説明していきます。

「だから」とは?

前に述べたことがらを理由として、後に述べることがらが順当に起こるべき内容であることを示す言葉です。

「だから」「そんなわけで」「それゆえ」と同じ意味をもつことがあります。

「だから」の特徴としては、前のことがらが必ず、後のことがらの直接の理由や原因になっているという点にあります。

また、「だから」は比較的話し言葉として使われることが多く、話者の主観的判断が入る場合があると考えられます。

「よって」とは?

前に述べたことがらの帰結として、後に述べることがらがあるということを示す言葉です。

「よって」「したがって」「故に」と同じ意味を持つことがあります。

「よって」の特徴としては、前のことがらと後のことがらが客観的・論理的な関係にあるという点が挙げられます。

また、「よって」は文語として使われることがほとんどで、演説や論文などで用いられます。

話し言葉ではあまり使われないと考えられます。

「だから」と「よって」の違い

「だから」「よって」の違いを、分かりやすく解説します。

「だから」「よって」は、どちらも接続詞として使われる言葉ですが、その使い方やニュアンスには違いがあります。

「だから」の例文

・『彼女は優しく誠実だ。だから、私は彼女を愛している』
・『だからといって、彼の言うことを全て信じることはできない』

「よって」の例文

・『全ての証拠が出揃った。よって、彼が犯人であることが確定した』
・『三角形ABCは二等辺三角形だ。よって、二つの辺の長さは等しい』

まとめ

「だから」「よって」は、どちらも順接の接続詞で、前の文の内容を理由にして、後の文の内容を導き出すときに使います。

しかし、ニュアンスや使い方には違いがあります。

「だから」は、話し言葉や文学作品などでよく使われる表現で、主観的な感想や判断を述べるときに使います。

その一方で、「よって」は、文語や論文などでよく使われる表現で、客観的な事実や論理を述べるときに使います。