この記事では、「もともと」と「初めから」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もともと」とは?
「もともと」は「元々」と漢字表記します。
「もともと」は、「行動を起こす前と変わらないこと」、また「損にも得にもならないこと」という意味があります。
例えば、告白して振られても、告白する前と特に変わらないため、告白するという場面で、「振られてもともと」などという言葉を使うことができます。
また「もともと」には「はじめから」という意味があります。
「もともとやる気がない」などという文章にすることができます。
「初めから」とは?
「初めから」は「はじめから」と読みます。
「初めから」は、「物事の一連の流れのうち、一番最初に起点を据えること」という意味があります。
例えば、勉強を一番最初の時点から、やり直そうとするとき、「初めから勉強をやり直す」などという文章にすることができます。
「もともと」と「初めから」の違い
「もともと」と「初めから」の違いを、分かりやすく解説します。
「もともと」には「はじめから」という意味があり、どちらの言葉にも、「物事の一連の流れのうち、一番最初に起点を据えること」という意味があります。
一方で「もともと」には、「行動を起こす前と変わらないこと」という意味があり、「初めから」にはそのような意味がないという大きな違いがあります。
「もともと」の例文
・『ダメでもともとで、就活をする』
・『もともと気が弱い性格の男だ』
「初めから」の例文
・『初めから無理だと分かっていた』
・『勤め初めから、楽しいと感じていた』
まとめ
「もともと」と「初めから」という2つの言葉の違いについてみてきました。
2つの言葉には共通の意味がある一方で、まるで違う意味があることが分かりました。
「元々」と「初めから」という2つの言葉の違いを知り、混同せずに使い分けるようにしてみてはいかがでしょうか。