「優柔不断」と「思慮深い」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「優柔不断」と「思慮深い」の違いとは?言い換え

この記事では、「優柔不断」「思慮深い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「優柔不断」とは?

優柔不断とは、物事の判断がなかなかできずに迷っている様子を表す四字熟語です。

何か決めなければいかないことがあるのに、決断できないことを表しています。

優柔不断の「優柔」には「煮え切らない」という意味があり、「不断」には「ぐずぐずしている」といった意味があります。

また、優柔不断はそういった性格や態度を表す時にも用いられます。

「思慮深い」とは?

思慮深いとは、物事をよく考えてから判断する様子や配慮が行き届いている様子、そういった性格のことをいいます。

「思慮深い人」といった使い方をします。

「思慮」には、「注意深く心を働かせて考える」という意味があります。

それがさらに深いことを思慮深いというのです。

「優柔不断」と「思慮深い」の違い

優柔不断はなかなか決断することができないことを表す言葉で、思慮深いは物事を十分に考えてから判断することを表す言葉です。

どちらも性格や人柄、態度などを表す時に用いられます。

優柔不断はネガティブな意味で用いられますが、思慮深いは褒め言葉として用いられています。

「優柔不断」の例文

・『私は優柔不断な性格なので、一度メニューを決めてもすぐに目移りしてしまいます』
・『彼はチームのリーダーなのに優柔不断で困っています』
・『あの人は優柔不断なところもあるけど、後輩にはとても親切です』

「思慮深い」の例文

・『彼女はとても思慮深いので、みんなが悪口を言っていてもそれにのってきません』
・『あの人は見た目は軽薄そうですが、意外と思慮深いです』
・『思慮深いところがあなたの長所だと思います』

まとめ

優柔不断は物事の判断がなかなかできないことで、思慮深いは物事を十分に考えてから判断することです。

また、思慮深いには配慮が行き届いているといったニュアンスもあります。