この記事では、「同じ」と「斉しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同じ」とは?
同じとは、「おなじ」と読むのが正解な言葉となっているのです。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、おなじや等しい、一緒といった意味を持っている「同」の漢字に、平仮名の「じ」を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ同じは、別のものではなく同一のものとか、2つ以上のものの内容や状態に区別がない様子を表すのです。
「斉しい」とは?
斉しいは、「ひとしい」と読むのが正しい読み方となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、等しく揃っているとか、整える等の意味を有する「斉」の漢字に、平仮名の「しい」を加える事で誕生した言葉です。
以上の事から斉しいは、2つ以上のものの形状や数量に違いがないとか、2つが良く似ているという意味を示します。
「同じ」と「斉しい」の違い
「同じ」と「斉しい」の違いを、分かりやすく解説します。
同じと斉しいの文字表記を見比べてみると、使用している文字も読み方も違う言葉同士であると直ぐに気付けるものです。
所がどちらも2つ以上のものに違いはない、という同じ様な意味を所有する言葉同士となっています。
ただし意味の幅には違いがあり、斉しいの場合は、同一ではなく良く似ているもの同士に対しても、使用されている言葉です。
「同じ」の例文
・『彼は昨日と全く同じ服装をしていた』
・『偶然にも彼女と同じ飛行機に乗って帰郷したらしい』
「斉しい」の例文
・『この2辺は斉しい長さとなります』
・『それは詐欺に斉しい行為であり、非難されて当然です』
まとめ
2つの言葉には共通する文字はなく、読み方も似ている訳ではありません。
とはいえ共に、2つのものが同一である、という同じ様な意味合いを所有しているので使い分けを意識すると、混同してしまう人も少なくないです。
もっとも似た様な意味でも意味合いの幅に相違点があり、斉しいの場合は、同一ではなく、良く似ているケースでも利用されていたりします。