「増える」と「上がる」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「増える」と「上がる」の違いとは?言い換え

この記事では、「増える」「上がる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「増える」とは?

増えるは、「ふえる」と読むのが正解な言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、「ます」「ふえる」「程度」がますます酷くなるといった意味を持っている「増」の漢字に、平仮名の「える」を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ「増える」は、数とか量が多くなる事を表すのです。

「上がる」とは?

上がるは、「あがる」と読むのが正しい読み方となっています。

文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、位置が上とか高い方、順序や時間が先等の意味を有する「上」の漢字に、平仮名の「がる」の文字を加える事で完成した言葉です。

以上の事から「上がる」は、位置が低い方から高い方へと動くや、程度が高まるといった意味を示します。

「増える」と「上がる」の違い

「増える」「上がる」の違いを、分かりやすく解説します。

増えると上がるの文字表記を並べた上で比較を行ってみると、「増え」「上が」という文字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。

逆に言えば、最後の「る」の文字は共通していたりします。

とはいえ表現する意味にも違いがあり、増えるは数量が多くなる事とか、増す事を表すのです。

もう一方の上がるは、位置が低い場所から高い場所に移る事とか、上の段階や等級に進む事を示します。

「増える」の例文

・『これ以上水かさが増えると、氾濫してしまう恐れがあります』
・『今以上に勤務時間が増えるのは絶対に避けたい所です』

「上がる」の例文

・『大会に優勝した事で、彼の名声は大いに上がるでしょう』
・『株価が上がるのを見込んで大量に注文しました』

まとめ

2つの言葉には共通する文字はあるものの、表現する意味には違いがあるのです。

故にそれぞれの言葉の意味をきちんと把握しておけば、使い分けの際に迷ったり悩む事はありません。

ちなみに増えるは、数とか量が多くなったり、増えて行く事を意味する言葉です。

対する上がるは、低い位置から高い位置へと移動する事とか、程度が高まる等の意味を所有しています。