「増やす」と「増強」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「増やす」と「増強」の違いとは?言い換え

この記事では、「増やす」「増強」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「増やす」とは?

今ある物の数を多くしていくことを「増やす」【ふやす】といいます。

例えば、「500円玉を10倍に増やす」といって、賭け事して5千円にすると伝えるのです。

また、「人数を今よりも増やす」といえば現状ではうまく問題を解決できないので、数を増やして対応すると伝えられます。

このように、人数や数量といったものを今より増やし対処する場面で使うのです。

「増強」とは?

能力を強くするため働く人を増やしたり、性能が良い機械を取り入れることを「増強」【ぞうきょう】といいます。

このことで今よりも格段に勢力を持って前向きに戦えて、敵陣をも衰退させるのです。

使い方としては、「筋肉増強」と、いかに今の細い体型を改善するために体を鍛え上げて、男らしい体格にするといった意味になります。

このように、今の状態を強くするため力を強める、人員を増やすのです。

「増やす」と「増強」の違い

ここでは「増やす」「増強」の違いを、分かりやすく解説します。

現状が悪い方向に向っているとき、救助する人数を増やして対処することを「増やす」といいます。

もう一方の「増強」は機械や機能を増やしたり、人手を多くすることで力を強めるわけです。

「日本兵の増強に力を入れる」というように、敵に勝つためには軍隊を強化します。

「増やす」はお金や人の数を今よりも多くするという意味で使われていて、「増強」は体力や能力を強めるといった意味で使うところが違う点です。

「増やす」の例文

・『兵士を増やすといった戦略を取り入れた国が勝利した』
・『歌手の名前をもっと広めるためには、人を増やすのが1番だ』

「増強」の例文

・『増強剤を飲む彼は、いつもより性欲的で凛々しさを感じた』
・『テロを徹底的に排除するため警察官の数を増強した』

まとめ

「増」を使ってはいますが、「強」を使っている点が違います。

どういった場面で使うかに注目して、うまく使い分けてみるのも勉強になるでしょう。