この記事では、「当たり前」と「人並み」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「当たり前」とは?
大人であれば決められたように行動することを「当たり前」【あたりまえ】といいます。
一般的に常識といえる規則を守り、道徳を持って行動するのは当然の行為になるのです。
例えば、常識がある上司の指示を受けて行動するのは部下として当然の行動になります。
このように、多くの人が受け入れるべき法則を守る、注意事項に従って行動するのは人として自然にやるべき事なのです。
「人並み」とは?
普通に物事ができることを「人並み」【ひとなみ】といいます。
周囲と同様に劣らず、同じようにアイロンがかけられる、片づけがきれいにできるといった行動を指すのです。
使い方としては、「人並みな暮らしができる」といえば日々の生活がそれほど豊かではありませんが、十分に満たされた生活ができていると言えます。
また、「人並みに風呂でのぼせた」なら周囲と同じように具合が悪くなったと伝えられるのです。
「当たり前」と「人並み」の違い
ここでは「当たり前」と「人並み」の違いを、分かりやすく解説します。
常識的な行動するのは当然という意味で使うのが「当たり前」です。
ホームの線よりも内側で新幹線を待つのは当然の行動になりますし、子供が親の言うことを聞く、お腹が空いたら食事するのは生きるうえで当然の行為になります。
もう一方の「人並み」は一般的な美しさと変わりがない、日々の暮らしができると伝えられる言葉です。
また、「人並み以上に頑張ったので良い結果になった」というように、自分の行動がいかに良かったか伝えます。
「当たり前」の例文
・『客が快適に食事ができるよう店が配慮するのは当たり前だ』
・『車の窓からゴミを捨てないのは、大人として当たり前だ』
「人並み」の例文
・『人並みに調理師として店で料理が作れるようになった』
・『貧乏から脱却できず、人並み以上の生活ができない』
まとめ
人の行動を指す言葉ではありますが、使い方に違いがあります。
どのような行動に対して使われているか比較し、使ってみるといいでしょう。
