この記事では、「心がける」と「善処する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心がける」とは?
心がけるとは、常に気に留めて忘れることのないようにすることをいいます。
「安全運転を心がける」といった使い方をします。
何かをする、あるいはしないように気を付けることを表しています。
いつも心に留めておくようにするのが心がけるです。
「善処する」とは?
善処するとは、状況に応じて適切に処置をすることをいいます。
何か問題や課題がある場合に、それを解決したり改善したりするように努めるといった意味合いで用いられます。
相手からお願いされた時に「善処します」と答えることがありますが、これは相手の願いを聞き入れようとすることを表しています。
「心がける」と「善処する」の違い
心がけるは忘れないように心に留めておくことで、善処するは状況に応じて適切に処置をすることです。
心がけるは心の中で考えたり思ったりすることを表しているので、具体的な行動を指すわけではありません。
ただし、心に留めておいたことが何らかの行動につながることはあります。
善処するは、相手からお願いされた時などに用いられることが多い表現です。
「心がける」の例文
・『外食する時も栄養バランスのとれたメニューを選ぶように心がけています』
・『どんな時も元気よく挨拶することを心がけています』
・『私達夫婦は意見が合わないことも多いですが、子どもの前では喧嘩しないように心がけています』
「善処する」の例文
・『トラブルが発生したとのことなので、できるだけ早く解決できるよう善処いたします』
・『その件につきましては善処しておりますので、いましばらくお待ちいただけないでしょうか』
・『承りましたご意見については善処するよう努めております』
まとめ
心がけるは常に気に留めて忘れないようにすることで、善処するは状況に応じて適切に処置をすることです。
