「称号」と「肩書き」ではどのような意味の違いがあるのでしょうか。
この記事では、「称号」と「肩書き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「称号」とは?
「称号」とは、「身分や功績に対して与えられる特別な呼び名」のことです。
地位や身分などに対して与えられる呼び名を表します。
「国王」「皇太子」のような特別な立場に対して与えられる呼び名のほか、貴族の爵位なども「称号」に当たります。
業績や栄誉を讃えて与えられる「称号」もあり学業や研究に対して与えられる「学士」「博士」といったもののほか、立派な功績に対して授与される「名誉教授」「名誉市民」なども「称号」の一種です。
武道やスポーツで練度に基づいて与えられる級や段位も「称号」に含まれます。
その他にも地位や立場を表す特別な呼び名はすべて「称号」に含まれます。
「肩書き」とは?
「肩書き」とは、「個人の置かれている立場を示すもの」を意味する言葉です。
業務で就いている役職や公的な身分など、その人物がどこの誰で何をしている人なのかを説明する役割を持つものを「肩書き」といいます。
名刺などで氏名の右肩に添えるように記載することから「肩書き」と呼ばれます。
「称号」と「肩書き」の違い
「称号」と「肩書き」の違いを、分かりやすく解説します。
「称号」と「肩書き」の違いは「役割」です。
「称号」は地位や身分に対して与えられる特別な名前を指すのに対し「肩書き」はその人がどのような人であるのかを説明するためのものを指します。
どちらも似たような意味を持ちますが一般的に「称号」は栄誉や名誉など特別性を含んだ言い方で「肩書き」は説明のために使われる実用性重視の表現です。
「称号」の例文
・『特別な称号を授かる』
・『チャンピオンの称号を持つのは世界に1人だけだ』
「肩書き」の例文
・『出世して肩書きが変わる』
・『肩書きと実力は無関係である』
まとめ
「称号」と「肩書き」は似たような意味を持つもののニュアンスは大きく異なります。
言葉の意味を正しく理解して使い分けましょう。