分かりにくいことや解決しにくいことを表す言葉には「難しい」や「困難」があります。
この記事では、「難しい」と「困難」の違いを分かりやすく説明していきます。
「難しい」とは?
「難しい」は物事が分かりづらいことや解決しづらいこと、実現しにくい、厄介であることなどを表す形容詞です。
「難しい」は物事以外にも人の性格が面倒なことや不機嫌であることを表す時にも使います。
「気難しい」とは我が強い人や扱いにくい性格を表す言葉としてよく使われています。
「難しい」は英語で“difficult”であり、反対語の「易しい」は色々な場面で使うことが可能です。
「困難」とは?
「困難」とは物事をすることや達成すること、成し遂げることが難しいことを表す言葉です。
「困難」はこのような問題や状態で悩むことを表す時にも使います。
「困難」の類義語には「苦難」がありますが、こちらは身体に降りかかる苦しみや難儀を表す言葉であり、身体的な痛みなどに対して使うことも可能です。
「困難」の類義語には「厄介事」がありますが、こちらは面倒臭いことや手間が掛かることを表す時に使います。
「難しい」と「困難」の違い
「難しい」は物事が分かりづらいことや実現しにくいこと、人の性格が厄介や面倒という意味で使われます。
「困難」は物事を達成することや成し遂げることが難しいという意味で使う言葉です。
「難しい」の例文
・『この問題は小学生には難しいと思われましたが、彼はスイスイと解いていきました』
・『ヘアピンカーブを曲がるのは難しいと感じたが、ハンドルを上手に操作して切り抜けました』
「困難」の例文
・『色々な困難を経てきたので、彼の顔には多くのシワが作られました』
・『困難と戦っている人にこの歌を送りたいと思います』
まとめ
「難しい」は物事が分かりづらいことや実現不可能なこと、人の性格が厄介などの意味で使われる言葉です。
「困難」は物事することが難しいことを表す言葉であり、辛い内容を表す時にも使います。