この記事では、「くっつく」と「ひっつく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「くっつく」とは?
自分の意志や力で何かに密着することを意味する言葉です。
また、「くっつく」は、感情的な親密さや愛情を示すこともあります。
このように、「くっつく」は、比較的積極的なニュアンスを持つ言葉だと考えられます。
「ひっつく」とは?
他のものに引き寄せられて密着することを意味する言葉です。
また、「ひっつく」は、しつこくつきまとったり、依存したりすることも表現します。
このように、「ひっつく」は、比較的消極的なニュアンスを持つ言葉だと言えるでしょう。
「くっつく」と「ひっつく」の違い
「くっつく」と「ひっつく」の違いを、分かりやすく解説します。
「くっつく」と「ひっつく」は、どちらも「物同士がピッタリ付くこと」や「人同士が親密な関係になること」などの意味を表す言葉であり、二語は類義語の関係に当たりますが、ニュアンスや語源に違いがあります。
「くっつく」は、「食いつく」から来ているように、付く側が主体的に動く意味をもつ言葉です。
その一方で、「ひっつく」は、「引きつく」から来ているように、付かれる側が引き寄せる意味をもつ言葉です。
また、付かれる側が付くことを煩わしく感じる場合にも、使用されます。
「くっつく」の例文
・『磁石が鉄と強固にくっつく』
・『彼女はいつも彼氏にくっつく。いつ見てもラブラブだ』
「ひっつく」の例文
・『彼らはどこでも構わずひっつく』
・『子供が親にひっつく姿を目撃した』
まとめ
「くっつく」と「ひっつく」は、どちらも「何かと何かがピッタリつくこと」や「人同士が親密な関係になること」などの意味を表現する言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「くっつく」は、「食いつく」から来ているように、付く側が主体的に動くことを表す言葉です。
その一方で、「ひっつく」は、「引きつく」から来ているように、付かれる側が引き寄せることや、付く側がしつこく付きまとうことを表す言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。