「ご了承ください」と「ご承知おきください」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ご了承ください」と「ご承知おきください」の違いとは?言い換え

この記事では、「ご了承ください」「ご承知おきください」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご了承ください」とは?

相手に事情を理解して納得してもらうことをお願いする敬語表現を意味する言葉です。

相手が納得していなくても知っているという意味で使用されることがあります。

「ご承知おきください」とは?

相手に事情を知っておいてもらうことをお願いする敬語表現を意味する言葉です。

相手が納得しているという意味が含まれていると言えるでしょう。

「ご了承ください」と「ご承知おきください」の違い

「ご了承ください」「ご承知おきください」の違いを、分かりやすく解説します。

「ご了承ください」「ご承知おきください」の違いは、相手に納得してもらうか、知っておいてもらうかというニュアンスの違いだと考えられます。

ただし、どちらの言葉も目上の人に対して使うと失礼になる可能性があるので、注意しなければなりません。

目上の人に対しては、「お含みおきください」「ご理解くださいますよう」などの言い方を使用する方が丁寧だと考えられます。

「ご了承ください」の例文

・『あらかじめご了承ください』
・『ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、ご了承ください』

「ご承知おきください」の例文

・『こちらの商品の返品はできかねますので、ご承知おきください』
・『このメールには返信できないので、ご承知おきください』

まとめ

「ご了承ください」「ご承知おきください」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「ご了承ください」は、相手に理解や了解を得るために使う言葉で、納得しているというニュアンスを含みます。

その一方で、「ご承知おきください」は、相手に事情を理解しておいてほしいとお願いする言葉で、納得しているというニュアンスはないと考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。