「しかも」と「さらに」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「しかも」と「さらに」の違いとは?言い換え

この記事では、「しかも」「さらに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「しかも」とは?

前述の事柄を受けて、さらに別の事柄を加えることを意味する接続詞を指す言葉です。

また、「しかも」は前述の事柄を受けてそれに反する帰結を付け加えることの意味も含むことで知られます。

「さらに」とは?

同じことが重なったり加わったりすることや今までよりも程度が増すことを意味する副詞を指す言葉ですまた、「先週よりさらに暑くなったと思います」という文では、「先週は暑かった」という事柄に、「さらに暑くなった」という程度が増すことを表しています。

「しかも」と「さらに」の違い

「しかも」「さらに」の違いを、分かりやすく解説します。

「しかも」とは、前述の事柄を受けてさらに別の事柄を加えることを意味する接続詞です。

強調したい事柄を付け加えるときに使用します。

その一方で、「さらに」とは、前述の事柄を受けて同じことが重なったり加わったりすることや、今までよりも程度が増すことを意味する副詞です。

上乗せされることを表すときに使用します。

「しかも」の例文

・『彼はアメリカの大学を首席で卒業したので、非常に優秀だ。しかも男前なので、非の打ち所がない』
・『今日はカンカン照りだ。しかも、とても暑くて寝苦しい』

「さらに」の例文

・『このラーメンにトッピングをつけると、さらに美味しくなります』
・『先月よりも、さらに寒くなったように感じる』

まとめ

「しかも」「さらに」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「しかも」は前述の事柄を受けて、特に強調したい別の事柄や相反する結果を付け加える接続詞です。

その一方で、「さらに」は前述の事柄を受けて、同じことが重なったり加わったりする様子や、それよりも程度が増す様子を表す副詞です。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。