この記事では、「しっかり」と「ひしひし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しっかり」とは?
確実で信頼できることを意味する言葉です。
例えば、「しっかり勉強する」「しっかりした人」などのように使用します。
物事を堅固にするという印象を与える言葉です。
類語には「確固」「気丈」「堅く引き締まった」などがあります。
「ひしひし」とは?
強く身に迫ったり、切実に感じたりすることを意味する言葉です。
古語では、すき間がない、物が押されて鳴る音、容赦のない様子、ひたすらある動きをする様子などを表しました。
類語には「正確に」「精密に」「卒なく」などがあります。
「しっかり」と「ひしひし」の違い
「しっかり」と「ひしひし」の違いを、分かりやすく解説します。
「しっかり」と「ひしひし」は、似たような意味を持つ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「しっかり」とは、物事が確実で信頼できることや、人がしっかりしていることを表します。
その一方で、「ひしひし」とは、身に染みて強く感じることや、身に迫ることを表します。
つまり、「しっかり」と「ひしひし」の違いとして、「しっかり」が「確実性」を現し、「ひしひし」が「感情」を表すという点が挙げられます。
「しっかり」の例文
・『プロジェクトの計画は、しっかりと立てるようにしましょう』
・『契約書には、しっかりと目を通すようにしましょう』
「ひしひし」の例文
・『彼の熱い気持ちがひしひしと伝わってくる』
・『子供を出産した際に、その生命の重さがひしひしと伝わってきた』
まとめ
「しっかり」とは、「物事を確実に、しっかりと行うこと」を強調する表現です。
真剣に、責任感を持って取り組む様子を表すことが多いと考えられます。
その一方で、「ひしひし」とは、「感覚や状況が主体に切迫して感じられる様子」を表す表現です。
恐怖や寂しさ、興味や情感など、強い感情が伴うことが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。