「とにかく」と「とりあえず」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「とにかく」と「とりあえず」の違いとは?言い換え

この記事では、「とにかく」「とりあえず」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とにかく」とは?

「とにかく」とは他の物事は関係なくということです。

先に具体的な事柄を挙げて使うこともあれば、具体的な事柄は挙げずに使うこともあります。

具体的な事柄を挙げた場合はその事柄がどうであれという意味になりますが、具体例を挙げずに使う場合はどんなことがあっても、いずれにしろという意味で使われる言葉です。

「とりあえず」とは?

「とりあえず」とは他の物事は差し置くということです。

情報が不足していたり条件が確定していない状況で動くという場合に使われることもありますが、それも情報収集や条件の確定を差し置いて行動するという意味で使われています。

他の事柄が関係ないというわけではなく、その時は何らかの行動をしたけれどその後に知ったこと次第では行動を中断したり、他の行動に切り替えるなどの影響を受けることもあるでしょう。

「とにかく」と「とりあえず」の違い

「とにかく」「とりあえず」の違いを、分かりやすく解説します。

他の物事を考慮しなかったり他の物事がどうあってもという意味の言葉が「とにかく」で、他の物事は差し置いてという意味の言葉が「とりあえず」です。

「とにかく」は行動したあとから新しい情報があってもその行動を取ることに変わりはありませんが、「とりあえず」はあとから得た情報の影響を受けて行動や方針を変えることも少なからずあります。

「とにかく」の例文

・『とにかく本人の話を聞かないことには判断できない』
・『勝敗はとにかくとしてそれまでの努力は褒めてあげたい』

「とりあえず」の例文

・『とりあえず命に別条はないそうです』
・『とりあえず後片付けしてから向かおう』

まとめ

「とにかく」は他の物事は関係ないという意味であり、「とりあえず」は現状他の物事を差し置いてという意味なので、正確な意味は割と大きく違います。

そのため全体的な使い所も違ってくるので、言葉の意味と使い所はしっかりと把握して使い分けましょう。