特定のものを指し示す時に使う言葉には「その」や「当該」があります。
この記事では、「その」と「当該」の違いを分かりやすく説明していきます。
「その」とは?
「その」とは聞き手にとって近い場所や物事を示す時に使う代名詞です。
「その」はこれ以外にも相手が当面している物事や現在出てきた物事や話を示す時にも使います。
さらに「その」は全体に対するある部分を表す時にも使われており、こちらは「その1」や「その2」という風に使います。
「その」は感動詞としても使われており、会話の繋ぎとして使うことが可能です。
「その」の類義語には「これ」がありますが、こちらは「それ」や「あれ」、「どれ」と一緒に使われる「こそあど言葉」と知られています。
「当該」とは?
「当該」とは現在話題になっている物事や事柄に関わっていることを表す言葉です。
「当該」は関係者や担当になっていることを表す言葉であり、仕事の場面でよく使われています。
「当該」とよく似ている言葉には「該当」がありますが、こちらは一定の条件に当てはまることを表す言葉です。
「その」と「当該」の違い
「その」は聞き手とって近い場所や物事を示す代名詞であり、様々な場所で使われています。
「当該」は現在話題になっていることに関係していることや担当していることを表す時に使う言葉です。
「その」の例文
・『そのというような代名詞を英語で使う際には色々と気をつける点があります』
・『そのような方法があったとはまるで知りませんでしたので、是非ともコツを教えてください』
「当該」の例文
・『当該事件に関するファイルが管理されている部屋に行きましたが、事件の資料が見当たりません』
・『当該学者を紹介されましたが、彼は非常に偏屈な人であり話を聞くのに苦労しました』
まとめ
「その」は相手にとって近い場所や物事を示す代名詞であり、英語では“the”と表します。
「当該」は現在話題になっていることに関係していることや担当していることを表す言葉です。