この記事では、「少ない」と「足りない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「少ない」とは?
数や量が十分に満たされていない状態を「少ない」【すくない】といいます。
本当であれば調理に使う醤油の量が足りず、考えているよりも味が薄くなってしまうのです。
このような意味から、人の出入りが普段よりも「少ない」と店主が嘆いたり、駅長は赤字になると悩みます。
他にも「池の水が少ない」と使えて、量が増えないところに頭を抱えるほど困った状況を表すのです。
「足りない」とは?
定められた基準を十分に満たされていない状態を「足りない」【たりない】といいます。
例えば、今日のつみれ汁はいつもより量が少ないので、分けるのはどの程度にすればいいかを考えながら配る必要性があるのです。
このような意味から、被災地で片付け作業する人の数が満たされていないという状況を伝えられます。
このように、本来であれば十分に満たすはずの量や数が欠けている状態を表すのです。
「少ない」と「足りない」の違い
ここでは「少ない」と「足りない」の違いを、分かりやすく解説します。
数が十分に揃わず、欠けている状態を表すのが「少ない」です。
また、水の量が満たされず、多くの人へ平等に十分供給できない状態を指します。
もう一方の「足りない」は物の数が不足しているため十分にお腹を満たせない、均等に配れないという困惑する状況を伝えるときに使う言葉です。
この2つの大きな違いは、「少ない」が量や数が十分にない状態を表しますが、「足りない」は思っている以上に数が揃わない状況を指します。
「少ない」の例文
・『多くの牛舎が被災して、牛乳の量が少ない状況が続いている』
・『病気で鶏が死んでしまい、供給できる卵の数が少ない事態が起きた』
「足りない」の例文
・『被災地では片付けを手伝う手が足りないと住人が嘆く』
・『知識が足りない弟はときに間違った行動して、周囲を驚かせる』
まとめ
十分に物が満たされていない状態を指しますが、何がどのように足りないか伝えればより不足する状態を分かりやすく伝えられるでしょう。
