「採用」と「内定」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「採用」と「内定」の違いとは?言い換え

この記事では、就職における「採用」「内定」の違いを分かりやすく説明していきます。

「採用」とは?

「採用」とは人を雇い入れることや、雇う意思です。

元々はものや意見を取り入れるという意味であり、従業員として人を取り入れることに対しても頻繁に使われるようになりました。

企業が人を雇うことを指して使われますが、就職活動においては企業が雇っても良いと判断しそれを相手に伝え、求職者側の同意があれば雇用契約が結ばれる状態を指します。

「内定」とは?

「内定」とは就職活動で求職者に対し企業が雇用する意思を伝え、求職者も企業に入社する意思を伝えた状態です。

今はまだ学校を卒業していなかったり今の職場を辞めていないのですぐに雇用契約は結べないけれど、時期が来れば雇用契約をちゃんと結びますという状態を指します。

求職者の同意があって初めてできることなので、企業側が勝手に「内定」を決めることはできません。

「採用」と「内定」の違い

「採用」「内定」の違いを、分かりやすく解説します。

求職者に対して企業側が雇い入れてもいいと認めた状態が「採用」で、それに対して求職者側も時期が来ればその企業で働くことを同意した状態が「内定」です。

「採用」までは企業側の一存で決められますが、「内定」には本人の同意が必要なので企業側だけでは決められません。

また一人の求職者に対して「採用」は複数の企業から得られますが、「内定」できるのは基本的に一つの企業だけです。

「採用」の例文

・『来年の新入社員を採用するための試験について話し合う』
・『大手企業からの採用を勝ち取った』

「内定」の例文

・『悩んだ末に印刷会社に内定した』
・『内定が取れないまま年度末が近づき焦る』

まとめ

就職活動の結果企業がうちで働いていいよと認めることが「採用」で、ではこの日からそちらで働きますと求職者も企業も同意した状態が「内定」です。

企業側は雇っても良いと思っていて雇用契約を結ぶかは求職者側次第という状態が「採用」で、そこから話が進んで求職者側の同意も得られて働き始めるまであとはその日を待つだけの状態が「内定」とも言えます。